さて、
雨の天気予報に反して当日はまずまずの曇天、
時折り陽光があるから地中の水分が蒸発してきて湿気が不快指数を盛り上げる中、
ここの神社の秋季例祭も結構盛り上がっていて…
オープニングの「音一座」の大太鼓と篠笛が秋のお祭りの雰囲気に似合う…
迫力とリズム感がいいので聞き惚れる、
腹に響く、
拍手拍手…
電子ピアノとクラリネットのデュオも味わいがある…
日本舞踊の皆さんも蒸し暑い中の正装頑張ってください…
(宇部護国神社HPより)
我ら三線演奏の待ち時間は30分で5曲を披露…
お客さんには耳慣れた曲目だったので反応はまずまずかと…
神社境内にわざわざ足を運び階段もえっちらおっちら上がって来た方々なんで心構えが違うからかも…?
衆目に晒され場数で鍛錬せよと、
「なりやまあやぐ」を先生は急遽組み込みMONさんがメインボーカルを披露…
彼女は来月には宮古島の大会に出場予定…
(エントリーNo.1 なんだそうでチバリヨー!)
愚生の出番は「オジー自慢の…」
もうその時分にはテンション上がって爪の持ち様や立て方なんか気に留める慎重さは喪失…
立ち弾きはサスペンダーのお陰で三線ぶら下げ状態で爪を叩き込んでいる…
先生の声量に合わせて叫んでいる…
いつものがむしゃら唄三線…
客席の奥で太鼓集団「音一座」のメンバーが一緒にカチャーシーで踊ってくれる…
(皆さんありがとうございます、どうぞ三線の音色をご贔屓に…!)
「11/5に集古館で三線ライブやります! 聞きに来てくださいねー!」
と先生がしっかりPR…
ちょっぴり嬉しかったこと~
本番前の弾き慣らし運転の最中、
(ステージではハーモニカの演奏中なんで、妨げにならぬよう控え目に木陰の後ろで…)
裏の空き地では弓道の奉納試合が終わったところで閉会セレモニー中…
(「安里屋」新から旧へのメドレー演奏…)
「おじちゃんじょうずだねー」
と声の主は小学校中学年くらいの女の子、こちらを見上げている
(あらら…、そんなに見詰められるとドキドキするさー)
ドキドキしてしどろもどろになって馬脚を現すお粗末さ…
(「チューリップの花」を爪弾いてあげようとしてまた失敗…)
「からだがおどるねー」
(ははは、ちょっと失敗したねー、おじさんよりあの人が先生で、もっともっと上手なんだよー)
「ふーん」
(もう少ししたら演奏が始まるから聞きにおいでよー)
「もう帰るのー」
残念乍ら彼女はママと兄の弓道の試合の見物に来ていたから帰り支度中で演奏本番は見られてなさそう…
彼女の心象にどれだけのインパクトがあったでしょうか…?
彼女との出会いは二度と無いのでしょうけど、
三線の音色の記憶が彼女の人生に少しでも影響を与えるのなら嬉しいけどね…