還暦過ぎジジの「年貢の納め時」…? ② | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

手術後5日目、入院7日目の退院予定日になって事態が急変~

明け方から鼻血が止まらず…

看護師に来て貰うも処置不能、自然に収まるのを待つ…

朱に染まったティッシュが見る見る積み上がるだけ…

1.5H後、

日直当番の先生の診察中に意識失う…

(頭から血が引き、吐き気を催す様で気分が暗転…

 「あー、気分が悪いですー」のひと言が精一杯で意識混濁し…)

看護師達に囲まれて肩や胸を叩かれ名を呼ばれている自分に気付く…

(ここはどこ?今何があったの?)

これで治療は中断、

ストレッチャーで病室に戻され安静宣告受け…

それでも結局は出血が自然収束するのを待つだけ…

(寝着はレンタル、こんな時には助かる…)

 

尿意も便意もベッドで始末せよとの指示、無念…

概ね出血が収まったのを機に看護師の目を盗んでトイレへヨタヨタと…

便座にしゃがみますが…

(やれば、出来ますがな…)

と安堵したのも束の間、

再び頭から血の気が引き意識が遠のき…

(こんな状態でトイレに行くのはもっての外、の手本です 決して真似されぬよう…)

海老反りになって後頭部をトイレ壁にもたせ掛け(投げ出す感じで…)固まる…

(あー、お尻丸出しのままレスキューを受けるか…、いやこのままもう暫く…)

意識失っていたかものどれだけ時間が過ぎたか…

もう大丈夫だからとお尻を洗浄、拭き取り、後始末してから病室に何食わぬ顔で帰還…

 

am10、

主治医の診察を受け、

再び鼻腔奥へ内視鏡を突っ込まれグリグリされ、血液再検査もされ…

ここでまた意識失う…

(横臥状態から診察台に移る動作程度で血圧が急落するとは…)

看護師達に囲まれて肩や胸を叩かれ名を呼ばれている自分に気付く再び…

(ここはどこ?今何があったの?の再び…)

ストレッチャーで病室に戻される再び…

安静宣告受けるも再び、今度は天井点滴、心電図送信装置まで着けられトイレ脱走は困難に…

「もう勝手に行けませんよ、いいですか!」

(すんませーん…)

「言うこと聞けないならもうチューブ装着になりますよ!」

(おー、怖わ…)

診察結果は、手術箇所が何の衝撃で開いたのかは原因追及されず、

出血が収まれば後は自然治癒を待つしかないですと…

(今夜は町内会の夜間パトロールが、明朝一番で仕事の予約が、明後日午後には東京行きの航空機搭乗が…)

 

退院延期1日目、

昨夕に病室のベッドでうたた寝中血圧測定ですよと看護師に呼ばれて起き上がった途端に再び頭から血の気が引き意識飛び3アウト、延泊が決定に…

とは言え、特段の治療がある訳でなく、

循環器機能の異常有無を診るからと循環器内科で「市中引回しの刑」に処されることに…

 

循環器内科の外来診療光景はカオス状態…

予約患者ばかりだろうに捌きは悪く、緊急搬送が再々あるやらで通常診療は停滞、医師にとってはストレスフルな職場のような…

病棟の看護師達も同様にお気の毒…

通常業務に加えて縋りつく入院患者の応対、

患者には今まさに大変な人がいるけど、ワガママもおれば変人もいるしで見て(聞いて)いると気の毒になる…

これ程迄の献身のエネルギーの源泉は単純に「万民救済」の理念で足りるんかと…

(私には到底納得出来ません…)

で、

結局は循環器内科の先生の午前中の外来診療が夕方迄続き病棟巡回診断待ちになってpm7に…

更に延泊決定で涙涙…

「自律神経性◯◯失神」

とか云う検査結果だけど早い話が脱水状態(貧血ではない由)と極度のストレス、血圧降下薬の影響も多少はあるかも、と先生から指摘され…

(すっかり忘れていた「血圧薬6〜7月要注意」の戒め…)

それらの要因が重なっての血圧急降下現象だと…

過去に深酒しての寝起き直後に同様のパターンを2度やらかしているのは、

(学習してない…恥)

「あなたはそうなり易い体質なのよ」

「酒の飲み過ぎが脱水状態の原因でしょ」

先生からは、自分の体質を自覚せよ、脱水状態に留意せよ、

に加えて「酒は飲み過ぎるな」の耳鼻科の治療から想定外の指導が…

 

退院予定日2日目、

朝一番の主治医診察が終わりやっと無罪放免に…

ずっと拘束されていた心電図送信装置と点滴から解放され、病院着から着替えれば気分晴々…

突発騒動で迷惑お掛けした先生方や看護師の皆さんに丁重にお詫び申し上げる

(どうもお世話になりました、ありがとうございました)

 

さていよいよ気分を仕事モードに切り替え、事務所に直行…

入院中の勉強道具一式を片付け、

東京出張の仕事道具一式を取り敢えず鞄に詰め中味の見直しや理論武装弾込めはもう向こうへ行ってから時間がない…

緊急、当面の作業や電話連絡を済ませて滞在2H、

自宅へ戻って入院グッズから出張グッズに仕切り直し、

昼飯は病室の余り物、拙妻が買い置きしてくれていたバームクーヘン1ロールこれでもう十分…

2日ぶりのシャワー浴でスッキリ…

で1.5H…

空港が自宅から渋滞気味でも1H弱なのが助かるpm2搭乗手続き、30分後には離陸、

客席で鼻血ドバーが心配…