三線のある小さな宿「はまばる」にて ~ 三線に纏わるetc. | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

訪沖三線レッスン第2ステージのこと~

豊見城・豊崎の「海あじ」から民宿「はまばる」に戻ったのがpm8時半頃…

待っておられたご主人は…

三線を抱えてやる気満々で…

こちらは酔っ払い…

帰宿していた先客のご婦人が傍聴の下…

酔いに任せて無防備に我流の弾きぶりを露呈すれば…

「……」

弦手の押さえに粘りが無いこと…

三下げの「七」が深押さえになってないこと…

忽ち見抜かれ、

「まだダメよー」

「もっと深く押さえるよー」

「はい、もっとー」

(…… Zzzz…)

繰り返し「攻撃」を受けるうち、

瞼が重くなり、半睡状態に陥ってしまい…

やがて、

宿の女将さんも、先客のご婦人も部屋に引き上げ…

私はそれから2Hの軟禁状態に嵌り…

「ごめんなさいねー」

「私も最初の頃は、師匠から棹の構え方から爪の弾き位置まで叩き直されて苦労したからねー」

(…はぁ…)

「厳しく言ってくれる人がいないといつか困るのは自分だからねー」

(…ハイ…)

「あー! その薬指! そこで使うクセつけたら試験で直ぐ落とされるよー」

(べ、べつに私は試験目指してませんから…)

 

pm10時半…

(あ、こんな時間なんで、もう入浴タイムにしますね…!)

と宣言して追っ手を振り払うように放免にして貰い…

シャワーで今日一日の汗を流します…

(この宿では、湯槽はありますが使う様になってない沖縄スタイルです…)

この8年の三線経験の中で最高に弦手・弾き手を酷使したかも…?

かつて初心者の頃、弦手が腱鞘炎になり辛い目に遭ったことを思い出したり…

今ではその手指もそれなりに柔軟になったのかとしみじみ…

 

翌朝の「はまばる」の朝食は…

女将さんはかつては東京・代田橋「沖縄タウン」の沖縄料理店で料理人をしていた腕前で…

東京育ちの方なれど沖縄の風土が偲ばれるメニューの数々が待つ間も無く並べられるのが嬉しい…

お隣の先客のご婦人は、

「この人参の卵とじが甘いんですねー!」だなんて…

(ふっ ニンジンシリシリを知らぬのか…)

シーカヤックやSUPで訪沖を楽しむのにも興味津々で…

(今日も明日も、しっかり沖縄を味わって下さいね…)

(そのうち、出来得るならもっとディープなところもね…)

ご主人の姿はもう見当たりません…

早朝から請負の「藪掃い」の仕事で汗を流しているそうで…

宿をチェックアウトするのにご主人にちゃんとお礼を言わないまま…

 

翌日、女将さんからLINEにて…

「これに懲りずに、また来て下さいねー」

(いいえ、懲りちゃいませんよ…)

(酔っぱらって意識が遠のいてましたが、指が結構覚えてそうです…)

今、「谷茶前」の「五・中・七・中」Ver.の特訓をやってますの…

きっと「はまばる」のご主人の前で披露出来るように頑張ります…?