秋の夜明け…
那覇せせらぎ通り「開南十字路」バス停の光景です。
暁の陽光の中、
バス停の待合コーナーの柱に寄り添うように立つガジュマルの若木…
よーく観察すると、
柱に絡みついていて…

下世話な例えですが、
「暁の 別れはいつも 露けきを こは世に知らぬ 秋の空かな」
「源氏物語」に記されている場面の一コマ…
源氏が野宮の「御息所」(みやすどころ)と称う女君の元を訪れ、
彼女との別れの際の気持ちを詠んだ歌です。
「暁の別れ」の語源になったものらしいです。
「暁の別れ」がどう云う意味あいなのかは…
皆さんで考えてみて下さいませ。

この絡み具合…
もう、排水管の奥にまで「気根」を張り伸ばし、
「もう絶対あなたを放さない…」
なんて言っているようなガジュマルさん…?
バス停の柱に向かってニヤニヤしていた中年おじさんでした…?