三線民宿「はまばる」さん~
客室は4室の小さな民宿です。
熊本出身のご主人は、某省所属機関の公務員整備士OB…
東京育ちの女将さんは、話好きの料理上手…
お二人とも、三線好きが高じて、
20万円以上がザラの「本張り」まで所望する程深みに嵌り…
「半額で現地で手作り出来るなら渡航・滞在費用が十分賄えるじゃないのー」
と渡沖…
共に、豊見城市・新城工作所が主催する「三線職人塾」に入り浸るようになって知り合ったのだとか…

(すみません~この画像は拝借ものです)
ご主人は手先が器用なだけあって、
調度類やら建物内装・外装、月桃茶の仕込みまで…
何でも手作りで始末します。
中庭でバーベキューやって楽しいもてなしを…
と夢見ていたそうですが、
周囲に民家が隣接している立地環境を考慮すれば、
円滑なご近所付き合いのためには、それなりの配慮は不可欠であり、まだ実行出来てないのだとか…
新参の移住者として気を使う日々の様子で、
前にもお話しましたが、当地は自治会が存在しない新興住宅地ではあるものの、
宿泊者が騒いだり、三線の騒音(音色?)などには配慮を怠らず、
草刈り作業などの町内の普請事には必ず参加しているそうです。
とは言え、そこは沖縄…
ご近所さんからお裾分けのシブイ(冬瓜のことですね)が廊下にゴロゴロしてたり、
「ンチェバー(クーシン菜のことです)はもう貰えないのかねー」とか、
田舎ならではの濃いご近所付き合いが普通に交わされているようです。
私からみれば。
もうエアコンがなくても朝晩は凌げるような気候になっていましたが、
酔っ払いが三線を抱えて弾こうとする雰囲気を感じて、
さりげなくエアコンを起動させて窓を閉めるご主人の配慮が伺えました。
(単に、下手クソな「騒音」を隣家に聞かせるのが忍び難かっただけか?)