大雨時の名護湾名物? | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

大雨の本島北部海岸を走っていて気付くこと~
名護湾の赤土による水質汚染…

本島北部は「国頭マージ」と称われ酸性度の高い赤土の多い地域ですよね。
中部・南部が「琉球石灰岩」によるアルカリ性土壌で、「低島」と称われるのに対し、
山地が多い「高島」と称われる所以です。
ですから、沖縄は、
一般に「サンゴ礁の島」なんて言われてますけど、
それは中南部地域のことである訳ですね。
泡盛を仕込むための「水」も、
大半がアルカリ性の「硬水」が使用されますが、
久米島の「久米仙」みたく、
酸性の「軟水」で仕込まれたものは、味わいが違ってくる訳です。
また、パイン畑や茶畑も、
この酸性土壌でこそ育つものですね。

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で、その赤土が、
名護地域では、大雨の度に河川から湾に向けて大量に流失するんです。
海水の汚染・酸性化による生態系への影響が甚大であるということで、
県は「赤土流出防止条例」を制定して対応はしているようです…
米軍基地での安易な開発・造成(射撃訓練場の拡張とか)が大きな要因だと言われていますが、
上述のパイン畑等の長年に及ぶ農業活動の展開も要因ですし、
名護から本部町へ行く国道449号線では、
セメント会社だかの採石場が海沿いに並んでいて、
海側が白濁していたように…
(これは「赤土」じゃないか…)
平成12年の「沖縄サミット」開催前に本部町へ行った時も、
海が黄土色に汚染されていた記憶が残っていますね…
名護市や周辺の自治体へ傾斜的に投下されてきた交付金による影響もあるのではないかと…
この地域を通る度に連想しています。