毎年毎年、
世の中に「寛容さ」が失われるに連れ…
「仕事初め」の職場の雰囲気も、
ぴりぴりして余裕がなく…
「お正月気分」になんてとても浸れないこの一週間でしたが…
新年のお慶びを…
取り敢えず申し上げておきたいと思います…
さて、先の11月末、
あれ程抵抗感のあった娘の「年の差婚」騒動も…
彼女達の「婚姻届」の「立会人」欄に署名押捺することになってしまい収束…
この年末には、
「人妻」として帰省する娘を迎える境遇になってしまうことを…
1年前は想像だにしていなかったのが恨めしい…
連れて来た「東京モン」に山口を堪能させようと、
「接待モード」のスイッチが入ります。
ご両人をあちこち連れ回し、
静かで厳かである筈の年末年始は…
怒涛の観光イベントに…
私達は身体も気力もサイフの中身も酷使してしまい疲労困憊…
何で親の私達の方が気遣いしてやる必要があったのかと自問…
初志貫徹でもっと突き放した方が良かったのかもと後悔…

(年末の下関・唐戸魚市場)
しかし皮肉なもので、
正月の親戚へのあいさつで酒宴となり…
「東京モン」も数日経てば緊張の糸も多少は解れてくると云うもので…
勧められるがまま愛想を振り撒いていると…
「手土産も無く気が利かない」
「調子に乗ってタダ酒を飲んで帰ってった」
「飲み方が危ない」
「おまえの娘の方が騙されているんじゃあないか?」
よくもまぁ、無責任な立場で余所者を悪し様に言ってくれること…
単なる「部外者の雑音」と聞き流しておればいいものを…
黙っていられなくなって、
「東京モン」を擁護してやっている自分がいます。
それなりに一生懸命気遣いしている娘の立場を慮れば…
そんな他愛もない誹謗中傷めいた「雑音」など耳に入れさせたくないと思う…
矛盾に満ちた親心です。