等々力渓谷の陰と陽 | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

そこには、
こんなに人工的な建造物ばかりの空間に、
ポッカリと亜空間のような自然環境が…
ほんの3~4mを下ったところに、
緑が溢れ…
清水が湧き…
川が流れているのです。
勿論、護岸整備は十分に行われており、
遊歩道も整備されていますから、
「自然」とは言ってもしっかり管理されたものであり、
見方によれば、
それこそが人工的なんだと言われるのかも知れませんが…
 
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現に、歩いていて…
あれ程心配していた「蚊」の姿は見えませんでした。
長袖・長ズボンに防虫スプレー対応で警戒していましたけど、
何処かでBBQパーティでもやらかしそうなショートパンツにタンクトップ姿で歩き回っている若者達は能天気に無防備です。
活火山の噴火口傍を歩き回るのと同様の危機管理能力の欠落ぶりですが…
デング熱渦中の東京にのこのこやって来ている私達に、
そんなことを言う資格はありません。
 
そして…
「蚊」だけではなく、
川の中の生物達も見えませんでした。多分…
魚影が無いんです…
この川の上流は世田谷の住宅地の下を「暗渠」になって流れています。
ちゃんとした水源地は存在しているそうですが、
住宅地の地下を流れながら生活排水が流れ込んでおり、
生物の住めない水質となっているのでしょう…
「等々力不動尊」傍の苔むした地層からコンコンと地下水が溢れ落ちている清々しい光景が、
何とも凄まじい対比となって、
実に印象的です。