残念ながら、
その日(その「営業日」ですね)のお客は私達と琉球空手のオジイ以外はありませんでした。
「今日は お客さん来ない日なんだねぇー」
ここは小さなお店ですが、
ちゃんと「職域」分担があって、
マスターの新里さんはプロの唄者…
女将さんは市場中央通りの「地酒横丁」でお弟子さんを連れての出張公演から戻ってきたばかり…
その他にもお店で出番を待っている「速弾き娘」さん…
調理担当のおにいさん…
唄者の若い娘さんを二人も抱えての営業は大変だと思いますが、
そんな経営体制をキープ出来る「需要」がちゃんとある…
と云うのは「侮り難し」…
本土からの平凡な観光客には理解の範疇を越えています。

この「速弾き娘」さんの三線操作には目を見張るものがあります
これだけ棹を倒したら弾き手の動きが大変でしょうに、
もの凄い速弾きの”パイプライン”…
見ているこっちの方の腕が痙攣を起こしそうです。
お疲れ様でした。

真夜中の胃袋には、
スーチーカーも沖縄そばも重かったですが…
この「ウムクジ」は旨かった!
(田芋にもち粉を練り込んで揚げた「アゲモチ」ですね。「イモクズ」の意でしょうか…)
日持ちがしないので、スーパーとかでは中々売ってませんから、
観光人にとっては希少価値ものかも知れません。
「ウムクジ」と「菊の露」で4時間…
宮古島の酒が甘口の食べ物によく合うのです。
4人で「菊の露」ボトル2本が空いてしまいました。