沖縄のオジイ 真夜中の演舞~民謡酒場「田舎乙女」にて | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

部外者のお節介な心配を余所に…
真夜中のAM1時の民謡酒場「田舎乙女」へ…
かりゆしウェアでベレー帽のオジイが独りでふらりと登場…
勿論、
既に何処かの酒席で十分飲み上げて酩酊のご様子…
カウンター席へちょこんと座って、
いつもの泡盛の水割りをチビリと飲んでご機嫌そうです。
よくぞ、
この時間に…
その年齢で…
そして…
私達が唄う民謡カラオケに連れられてテンションも上がります。
 
イメージ 1
そのうちスツールからスルリと降り立ち、
私達の前でなにやら、
フラダンスのような…
酔拳のマネごとのような…
「このオジイはね~
琉球空手の師範だった方なんですよー」
(え~ このフラダンスがひょっとして空手の演舞~?)
このオジイは、マスターからの紹介に独り悦に入ります。
「そうよー これが琉球空手の基本だよー
 受けてー、流す また流すー
 そしてー、時々打ち込むー
 でもー 失敗したらー アレゴメンナサイ」
(な、な、何なんですかぁ? このオジイは!)
どうも、このパターンはこのオジイのオハコのようで…
店のマスターは困った顔して持て余し気味…
私達もこのシーンにどう対応していいのか判らず困惑していると…
「アレ オレ 何か悪いことしたー?
 これ琉球空手なんですよー 受けてー、流してー、また受けてー ~」
(またこのパターンが続くんですかぁ?)
「~アレゴメンナサイ」
 
このオジイ…
それから1時間ばかり…
泡盛の水割りと、琉球空手の演舞を交互に繰り返し…
ご機嫌なのか不機嫌なのかよく判らない状態でタクシーを呼んで出ていきました。
果たして今夜の騒ぎをどこまで記憶しているでしょうか…
でも、
このオジイの存在意義は、
沖縄県民の平均寿命の逓減現象を確実に食い止めている世代の人だと云う事です。間違いなく。