本州の西端で生活する者にとっては、
「富山」は「金沢」のイメージが強く、
古い街並みで情緒のある風情を期待していたのですが…
戦争で灰燼に帰してから復興した街なので、
新幹線開通前の再開発もあって整然としてこざっぱりした新しい街…
と云う印象でした。
中国地方で例えると「米子」のような、
秀峰「大山」を従えた米子平野の麓の街~
をちょっと規模を膨らませた感じでしょうか…
ただ、立山連峰から下に展開する裾野が広い…
富士山の裾野に似たなだらかな傾斜地が東西にずず~と展がっていて、
手前の山脈の更に奥に冠雪した立山連峰がずらりと並んでいるのは…
中国地方ではちょっと見られないスケールです。
空は真っ青、空気も清涼この上無しです。

だから寒さがキツイ…
山陰の「米子」程度と侮っていた私は、
ヒートテックの肌着は着用していましたが、
ジャケット1枚では…
黒部峡谷トロッコ電車で少し南下しただけでもうダメ…
ガタガタ、ブルブル、鼻水タラタラ…
黒薙温泉駅で下車して、渓谷を降りた所の露天風呂に飛び込みました。
そして、沖縄からやってきた山入端君は用意万端…
ダウンジャケットに手袋持参で快適そうです。
沖縄ではまだ、
かりゆしウェアがやっと季節外れになった程度だと云うのに…
そっちの方が、寒さに対する警戒心があって危機管理がちゃんと出来るんですね。
緊張感の無さを露呈させてしまった情けない私への彼からの手土産は…
往路のJTAで取ってきた機内誌「Coralway」新北風(ミーニシ)号でした。
私にとっては嬉しいお土産ですが、
無関心な者にとってはつまんないかも知れませんがね…