著名な唄者をこんな「砂被り席」で見られたのは初めてでしたし、
泡盛飲んで酔っ払いながら拝聴したのも初めてでした。
最初こそ間近に座るのにさえ緊張していましたが、
酔いが回り始めると、もういけません…
自分のテーブルの周囲は、
小倉教室の生徒達だけではないようで、
沖縄名護市出身・小倉在住のおばさんとか…
5年の那覇市勤務を終えてすっかり「病気」を患って小倉に戻ってきたおじさんとか…
戦後の久茂地川でドブ浚いをしながら生活費を稼いでいたと昔話を教えてくれた労務者風のおじさんとか…
バラエティに富んだ面々が並んでいて、
大城美佐子さんの三線に聞き入りながらも、
つい、そっちの話の方にも意識が行ってしまいます。

それでも、
大城先生に従う弟子の皆さんの愉快なキャラに笑ったり(神戸で活躍中の…名前判りません)…
先生のアドリブ演奏に悉く合わせていくお兄さんの伴奏に感心したり(ストイックそうな…名前判りません)…
鮮やかなマリンブルーの琉球絣(?)の女性の広いオデコに見とれたり(産休明けの…名前判りません)…
しっかり「沖縄」を堪能させて戴きました。