池上栄一ワールドについては、もう一言言わせて下さい! (ハァ ハァ!!)
池上作品に共通するのは「裏側からのもう一つの視点」です。
陰と陽…
悪と善…
富と貧…
攻めながらも防、防戦一方でありながら攻…
勝ったようで負、負けたようで勝…
その双方の視点がしっかりと確立されているから、
片方を描くだけなのに物語に味が出るのです。
悪役なのに愛らしい…
主人公なのに裏がある…
だから彼が描くキャラには各々に奥行きがあって、
それが読者を池上ワールドへ引きずり込む魅力になっていると改めて思うのです。

来春は、ついに「テンペスト」が舞台作品になって戻ってきます。
仲間由紀恵が「真鶴」なのがちょっと不満ですが、
私が大好きな「女官大勢頭部」は誰が演じるのでしょうか?
もう今から楽しみです。