
これはあのJimmy'sのアップルパイです。
普通のアメリカンパイは、空港ショップとかの土産物屋さんで売っていますが、
Jimmy'sのは売ってません。
余所者の観光客にとっては、普通の土産物屋さんで売っているパイの方が合うかも知れませんが~
ウチナンチュが選ぶのは、こちらの方です。
何故でしょう ?
戦後、沖縄には米国の食文化が雪崩のように押し寄せてきました。
ステーキ、ハンバーガー、コーラ、アイスクリーム等々…
そして、アメリカンパイです。
その時代の味をきちんと再現しているのが、Jimmy'sのパイなんだそうです。
本土に住んでいるウチナンチュが、里帰りに際して、1ホールものを何箱も土産として纏め買いしていくそうです。
一体、それ程にウチナンチュを虜にする味の魅力とは何なんでしょうか ?
私も思い立ち、小禄ジャスコで見つけたJimmy'sショップで1ホール買い求めました。
(慌ててその辺りで捜し求めても無駄です。)
我が家に持ち帰り、早速ナイフ投入です。
断面を見るからに、これは「タルト」です。
私達が食べ慣れている、あの欧風の何層も念入りに重ねる製法ではなく、
練り込んで、促成で作り上げたまさに「アメリカン」でした。
お味の方は…
パイの食感はないですねぇ。やはりタルトですねぇ。
まぁ、これはこれでよろしいんじゃないでしょうか。
リピーターにはちょっとなれないかも知れませんが…