
間もなく始まる御願バーレーの前~
漁協作業所前のこの位置は、競技のスタート地点を真正面から見下ろすことの出来る特等席になります。
ビール片手に座り込んでるこのオジサン達は、今日一日中をここで過ごす訳ですが、
ただのんびりと時間を浪費しているのではありません。
とても「顔が広い」人物らしく、
行き交う人々がいちいち話し掛けるものですから、
その度毎に陽気に受け答えするのです。
日々の生活を、常に誰かに認識されながら(見守られながら)過ごす~
と云うのは、孤独を感じることがなく楽しそうですが、ある意味とても疲れることにも思えます。
この特等席も、
祭りが始まり、職域ハーリーのイベントが佳境に入る頃~
仕事そっちのけで会社の同僚達を応援しようと押しかけてきたサポーター達で芋の子洗い状態に陥ります。
今日一日、糸満の経済は麻痺したでしょう。
唯一活性化していたのは、祭り会場で軒を連ねていた屋台群だけだったかも知れません。