沖縄料理で季節を味わう | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

この季節に美味しいのは天ぷら…と云うお話をしましたが、イメージ 1
普段はご無沙汰していても、この時期になると不思議と恋しくなりますよね。
料理店で出てくるあのカラリとした食感は家庭では中々出せませんし、
値段もそんなにお安くないので、
庶民としては非常に辛いのです。

天ぷら以外でも早春を味わえるのが、「ニガナ」「チキナ」「島ニンジン」「フーチバ」など春菜料理。
筍や土筆のような「アク」が少なくエグさがなくあっさりとした味わいになります。

広島「うちなー」ではおまかせで料理をお願いすると、こうした季節の味を楽しめます(マスターの気分によりますが)。
バラエティに富んだ野菜を島豆腐や卵で和えたものが、小皿に何品も出てくると嬉しくなります。
先日は、これに「アバサー」の天ぷらと「スーチキー(三枚肉の軟骨部の塩漬けの煮込み)」がメインで付きました。
アバサーは、フグの仲間ハリセンポンのことですが、これは下関のトラフグやクサフグのようなあっさり・繊細な味ではなく、アンコウのようなゼラチン質勝ちのこってりした味わいなのです。
足ティビチの唐揚げのように、これを鷲掴みしてアチコーコーとかぶりつきます。
 
早春の味覚とは一線を画しますが、これはこれで野菜ものとのバランスが取れていて結構満足。
勿論このゼラチンは体にとても良いのですが、個人的には、メインディッシュより脇役の野菜に魅力を感じている、という話でした。