山口の沖縄料理店だった~「弛張」 | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

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「ちばりよ~」の「ちばり」です。
最初の店舗は山口市の新興住宅地・大内地区の国道262号線沿いにありました。

何故にこんな住宅密集地にあったのか~
隣に「林建設」と云う建設会社があったのですが、
そこは沖縄からの集団就職のコネがあるらしく、
いつも飲み食いでタムロしていたウチナンチュの店長が、
「沖縄料理店をやってみるか」と社長から勧められたのが発端だったようです。

その店舗は、喫茶店がそのまま居酒屋になったような店でした。
夜はカラオケ居酒屋になるようで~
「わたしゃ大変なカラオケファンだよ」と移動劇団のポスターが、沖縄の写真があちこち張られた壁の中でも負けずに主張していました。
ちゃんとミニ舞台も設けられていました。

店長はは残念ながら下戸で、島酒関係の話は余りできませんが、
創作沖縄料理に熱心で、
「バリ沖ソバ」(沖縄そばを山口名物の「バリそば」風に「揚焼きそば」にしたもの)というメニューがあったりします。
伊計島出身の無口なウチナンチュでした。


そして平成19年に、山口大学前に移転しました。
新店舗は、間口は狭いですが奥行きがあってゆったりと飲み食いができました。
交通の便の悪かった大内と違い、JR湯田温泉駅が比較的近くにあったので、通うのには便利になりました。

客筋が学生になるので、
料理メニューもメジャー系になっていました。
お店のスタッフは若者になっていて、
あの伊計島の店長の姿を探しましたが、ついに見かけることはありませんでした。


もうこのお店も、平成21年には閉鎖されました。
大内の「林建設」も倒産したようです。
オーナー企業の破綻に伴い、山口市内に唯一残っていた沖縄料理屋も、ついに消滅してしまったのです。
残念。