前出の友人、座波さん(仮名)と…
ウチナンチュのクセに無理に国際通り界隈の店を探して迷い、巡り巡って立ち寄ったのが「うみないび」。
「うみないび」とは「思姉妹部」、即ち「王女様」と云う意です。
群雄割拠し、浮沈の激しい国際通りにあって、でしゃばらずひっそりと佇むようにして営業を続けているマイペースなお店。
狭い急な階段を上がると、ツリーハウスのようなこじんまりとした空間が広がっており、幾分抑えた感じの照明が落ち着きを醸し出しています。
突き当たりの席のところに誂えてある飾り棚には、昨日行われた「那覇大綱引」の引き綱の端が「お飾り」として、この店の主の無病息災のご利益のために第二のお勤めを果たそうと鎮座していました。
早速にと、座波さんが注文したのは、ゴーヤチャンプル。
残念ながら、私が好きなマーミナーも、ゆし豆腐も、ウコン茶も「今はやってない」と断られました。
やはり、立地上、観光客向けのオーソドックスなメニューに収束してしまうのでしょうか。
グルクンの唐揚は骨までバリバリとイケてたのに勿体無いことです。
泡盛は、座波さんのリクエストで「琉球王朝」(多良川酒造)の古酒720ml。
宮古の酒は口当たりがよくてまろやかとのことで、彼のお勧めです。
ウコン茶をチェイサーにして、ロックで味わいたかったのですが、ないので水割りになりました。
二人で3時間~きっちり飲み尽くしました。
この間、入れ替わり立ち代り観光客が上がって来ましたが、おかみさんは、注文が入るとそちらに集中してしまって、他の席で待っているお客を放ったらかしにしてしまいます。
待ち草臥れたお客は、腹を立てて帰ってしまいました。
正味4組のお客を取り逃がした寸法です。
正におかみさんはマイペース。
この店は「王女様」のような営業方針(?)が貫かれているようです…
(既出)
HP「沖縄の話をしよう!」へ(http://2nd.geocities.jp/lmeg_mamo0821/)