超長期廃墟探索ローラー作戦 物件147 鳥取県 若松鉱山跡 | ボヤジャントの呟き。

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取材日時 2008年 9月7日

コメント・最初はこの鉱山に行く予定はなかった。
しかし、軍艦島が縁で知り合ったバイク乗りでもあり、廃墟好きでもあるK5さんが軍艦島帰りに立ち寄った話を聞き、俺はその名前を元にネットで調べてみたのだが、あまり既出している情報も少なく、内部の様子を詳しく公開している廃墟サイトが見つからなかったのも、ますます俺の探究心好奇心をくすぐる要因となった。
国道からさほど入らない辺りで、携帯が簡単に圏外になり、山道を分け入って行った先で道路は崩落の為に通行止めとなり、車を置いて歩く事20数分。
急峻な山道を登りきった先の山肌にへばりつくように建つ選鉱場が目に入った時は、中国地方に残された鉱山の意外な規模の大きさに驚かされた。
そして、建物内部に入ってみると更に感動。
神岡鉱山以来の保存状態だったのだ。全てが撤去されずに残されている、鉱員が休憩していた部屋などは時間が止まったままになっていたし、地下坑から噴出する地下水がとうとうと音を立てて流れ出す様は、人が居なくなってかなり経っている筈の選鉱場の中で生命感を感じさせた。
全く予想していなかった展開に、時のたつのを忘れて撮影に没頭、新しくしたカメラの性能にも助けられて3時間近く場内をウロウロしていた。
K5さんからこの工場の名前を聞かされていなかったら、ここもまた一生訪れる事は無かっただろう。落書きや放火、破壊が殆どされていないところを見ると由緒ある鉱山なのに、あまり知られていないのかもしれない。
とりあえず探索はしたわけだし、自力で見つけ出したのでサイトでは公開するが、あまり認知されても欲しくない気もしたりする。勝手なものだとは分かっているが。


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