取材日時 2008年 9月5日
コメント・軍艦島の事についてmixiで日記に書いたところ、それを見てコメントを下さったK5さんというバイク乗りの方から頂いた情報を元に探索した。
自分はどちらかと言うと廃屋やラブホのようなジメジメした廃墟よりは、工場や鉱山といった大規模な廃墟が好みで、遠征に出かける時などは、小さな廃屋があっても立ち寄る事はないが、大規模物件があれば少々距離を走る事になっても、探索に費やす時間を惜しまない。
今、関西~中国地方の鉱山にも取り壊しの波が押し寄せているのは周知のとおり。
その中でも、有名な所では明延鉱山神子畑選鉱所がある。廃墟になってから特に大きな事故や事件が起きたわけでもないのに、2004年には伊豆の大仁金山のように遺構のみが山肌に残るだけになってしまった。ただでさえ大きな鉱山が少ない関西~中国地方だけにこの消滅は大きかった。
あとは、犬島や大久野島のようにガランドウの廃墟しかない。それ以外は上陸さえできない島があったり、廃鉱山があったとしてもすでに完全に土に帰ってしまっていて、その痕跡すら確認するのが困難な場所が殆どだ。
だから、自分は最初からこのエリアでの鉱山探索は予定に入れていなかった、ネットで調べる事すらもしていなかったのだ。
所が、軍艦島帰りのK5さんからこの鉱山の話を聞いた後にネットで調べてみると、けっこう面白そうな物件が幾つかある事が分かった。
このままマヤカンを終えて広島ののうが高原だけを見て九州入りするよりは、途中で出来るだけ探索をしていく方が長期探索らしくていいだろうという風に考えが変わり、急遽探索リストに組み入れたのだ。
グーグルマップの航空写真で場所を特定したものの、現地周辺は携帯ナビが圏外で使えず、結局ゲートボールに興じていたオバアチャンに場所を聞き出し目的地にたどり着いた。遺物はあまり残されていなかったが予想したよりは突入も容易く、一箇所確認は出来なかったが無数の蜂の羽音を耳にした位で、これといった危険箇所は無かったと思う。
にしても俺の体は相変わらずで、廃墟を前にして突入しようとするとトイレに行きたくなるのはどうにかならないものなのか。
結局すぐ近くを流れている小川の橋の上に座り込み川にめがけて爆弾を落としてから探索に取り掛かる事になった。(これが思いのほか爽快だった!)誰も来ないような所かと思ったが、探索中に1~2台の軽トラックが通過していった。
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