取材日時 2008年 8月29日
コメント・今更説明不要の超有名物件である。
名前を伏せなかったので、今更伏せても意味が無いほどに方々のサイトで紹介されているし、物件そのものには既に可燃物となりうるようなものは無く、ただのRC構造の破壊し尽くされた廃旅館だからである。
場所の特定は某女史のブログに掲載された詳細な地図を元に行い、携帯のナビに登録。
しかし、いざ現場に近づいてみると直ぐ近くの国道は交通量も多く非常に車の流れも速い為、滋賀県方面からきた場合はトンネルを出て直ぐ反対側の駐車スペース(では無いのだが)に車を突っ込まなければならない。このタイミングが非常に難しく後続車を引き離して出口に差し掛かっても、対向車が来てしまうと右折する事ができない。信号の無いトンネルの出口でいくら合図を出して停まっているとしても、あの現場を知っている人ならその行為が追突事故を誘発する可能性を多分にはらんでいるという事は容易に想像がつくはずだ。
結局余りにも危険という事で安全策として、もっと先のほうまで走りそこでUターンをし、普通に左に分岐して車を停めるという方法でなんとか急場をしのいだ。
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車両は入れなくなっているトンネル脇の道路。 その奥に笠置観光ホテルはある。 蒸し暑く小雨の降る天気は京都府も変わらなかった。 |
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ホテルの前の鬱蒼とした坂道の途中には、ボイラー室のような プレハブが一棟立っている。 これが何のための物なのかは、どのサイトでも解明している 様子は無かった。 |
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ホテル一階部分。 徹底的な破壊。 一切の妥協の無い陵辱。 心霊スポットとしては雰囲気は有るかもしれないが、 廃墟愛好家としては脱力するしかない。 |
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厨房にはかろうじて遺物が残されていた。 |
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愉快犯的な破壊行為と、業務での解体行為のあわせ技で 物件内部は妙な清潔感に覆われていた。 |
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普段簡単に見る事の出来ない、エレベータシャフト。 これは下から上層階を見上げたところである。 |
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角の一室では、このような浴槽が用意されていたが、 はっきりいって客を舐めているのかと思うほどに小さい。 |
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どうやったら手摺りだけ残して、階段だけ取り壊せるのか 教えて欲しいくらいだ。 てか、夢に出てきそうだし。 |
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最上階にあった不思議な隙間。 人一人がやっと通れるような幅しかなく、何のための隙間なのか 分かる人は解説をして欲しいくらい。 これを見て、ウィンチェスター夫人のミステリーハウスを連想したのは 俺だけだろう。 |
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屋上にも簡単にあがることが出来た。 近くの山向こうで雷鳴が鳴り響いている。 見るものも余り無く、とりあえず有名なところに寄って見た程度の 感慨しかなかった。 早々に退散する。関連画像はこちら |