物件114 長野県 碓氷峠旧熊ノ平駅跡 | ボヤジャントの呟き。

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過去に行った廃墟探索、今後行う廃墟探索を振り返りつつ、政治経済の話題、時事問題、雑談や長年の趣味であるバイクやギターなどについて雑談して行くのです。

取材日時 2008年 5月25日

コメント・ほぼ一年前にk氏との廃墟探索チーム「ロバート調査団」として訪れた「旧横川駅アプトの道」の探索の終わりに偶然発見した、旧信越本線の線路設備。
その突入口から見えた数々の鉄道設備の保存状態の良さにえもいわれぬ期待を高まらせたまま、その時は撤退してしまった。
それから今日の今日まで、探索のチャンスを伺っていた。
そして、群馬県某所で毎年開催されるキャンプオフ会の帰り道に此処に足を運ぶ機会に恵まれたのである。何せそう簡単に来られる場所ではないだけに千載一遇のチャンスと言えた。
場所は完全に把握していたので、迷わずにバイクを邪魔にならない場所に止め、そそくさと線路内に侵入。
道路から簡単に侵入できる物件だけに周辺住民やK察が作ったと思われる警告看板がそこかしこに立てられている。
だが今日は生憎の曇り空、今にも雨が降り出しそうなこんな日に、どんちゃん騒ぎをしたくて来るような輩が居るはずもなく、あくまでも静寂に満ち満ちた探索になるであろうと予想していた。
ところが、最初のトンネルに入ろうとした刹那、向こう側から人の気配を察知、物陰に隠れて伺うと、なんと小さな子供を連れた家族連れだった。どうやらオヤジが率先して子供をつれて駅舎を見に行った帰りらしい。
たまたまうまいことにこのトンネルは、片方ずつに貫かれているのでトンネルの中ですれ違うという事を避けることが出来る。
俺は家族連れが歩いていないトンネルの方から駅舎方面へと歩を進めやりすごした。
一本目の短いトンネルを抜けた先の光景を見た瞬間思わずつぶやいた。

「これはすごいかも・・・・・」
実はこの駅舎を見るまで、俺はこのトンネルの先に旧熊ノ平駅が有るなんて事は全く知らなかったのである
たまたま短くて先が見えるトンネルから歩を進めていきたかっただけなので、廃駅を発見したのは正に偶然の賜物に他ならなかった。

 

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