物件98  北海道 旧北炭鹿ノ谷倶楽部 | ボヤジャントの呟き。

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過去に行った廃墟探索、今後行う廃墟探索を振り返りつつ、政治経済の話題、時事問題、雑談や長年の趣味であるバイクやギターなどについて雑談して行くのです。

取材日時 2007年 8月12日

コメント・
6年ぶりの北海道ツーリングが、廃墟探索。
前回のロングツーリングを終えた時点で、おれがこのような形で再び北海道に上陸するとは予想だにしなかっただろう。
今の職場で働くようになってから5年。有給休暇もそこそこに溜まってきた、病床の母の容態もいまは殆ど変化が無くなった、一時期ヒートアップしていたオネイチャン遊びも今は落ち着いている。
となると、プライベートでやる事と言ったら、廃墟探索とツーリングという二大イベントをやるしかない。
で、この数年間自ら封印してきた「北海道ツーリング」を今年いよいよ解く時が来たのだ。
その最大のキッカケは、夕張市の財政破綻のニュースが駆け巡った2006年である。この時点で何度もテレビには、ゴーストタウンと化した夕張市が映像として放送され、俺の中にある「探検心」に一気に火かついたのである。
「よし、北海道に行くしかねぇ・・・・・」
思い立ってから、計画を立てるまでにそう時間は掛からなかった。
目指すは、廃鉱が山のようにある空知一帯。ネットでそれに関する情報を集め始めたのだが、まさに戦慄を感じるほどの充実振りだった。
とにかく、息の根を止めたヤマの多いこと多いこと。早くにこの状況を知っていれば、程度の良い廃鉱をもっと見ることが出来たかもしれない。
それだけでも、独立したサイトを立ち上げる事は可能だったかもしれない。

そして、ゴールデンウィークローラー作戦を完遂したその後から、6月に航空機の予約をすませ、いよいよこの日、俺は相方弐号機G/Sと共に、6年ぶりの蝦夷の道を走り始めたのである。
その記念すべき一発目の物件は、廃墟ではなく管理物件ではあるが、夕張のヤマの歴史を語る際には決して外す事の出来ない重要な施設である。
これを見て思い浮かべるのは、足尾銅山の「古河掛水倶楽部」だろう。内装の絢爛さは掛水倶楽部に軍配、規模の大きさは鹿ノ谷倶楽部が上回っていたとおもう。
それにしても、この暑さは一体なんなんだ?

気温34度って、北海道くんだりまで来て、それは無いでしょ?(汗
廃墟探索の基本は涼しいところで、冷や汗をかきながらやるもんでしょうがよ、汗だくですよ。
テンションも下がるっての、でもここまできたらトコトンまで探索するしかない。
厳しい遠征の幕開けである。関連画像はこちらhttps://photos.app.goo.gl/1zKToEn3ndTugSfX9