物件46 栃木県 シモレン煉瓦窯 | ボヤジャントの呟き。

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2005年 7月22日


コメント・これまでにも散々廃墟情報でお世話になりっぱなしのトム(旧名M氏)から頂いたネタの中で、彼が特にオススメしているのが「シモレン」だった。
とにかく二言目には「シモレンいきなヨ」「シモレンイーヨー♪」と念仏のように流し込まれ、いずれは行かねばとは思っていた。
で、この日休日を利用してその場所へ行ってみることにしたのだ。
場所の特定はとても簡単である。
なにせ廃墟ではなく立派な産業遺跡として今でも一般公開されているのだ。
シモレンあるいは、ロイヤルホースライディングクラブで検索をすれば、案内地図を見ることが出来る。そのうえWEBマップにもシモレンという名前が残っているから、これで見つからないのでは、廃墟レーダーが故障しているか、もとから無いと言われても文句は言えまい。
国道4号線から別れて県道を走る事10数分で、目的地に到着したのだが予想通り周囲の風景から完全に浮いていた。
 

さて、画像をご覧頂く前に結果から申し上げますてぇと、今回は施設内部への突入は断念した。
突入前に周辺にいた住民とおぼしき方々にお話を伺った所、一般公開はしているが平日限定なのだという。事務所に人が居る時に一言声をかけてもらえれば自由に敷地内を歩き回ってもよいという事なのだそうだ。
つまりは平日の日中に、合法探索が出来るという情報を入手した訳だ。
という事で今回は本番前の下見という事で次なる物件に移動したのである。

施設の周辺で突入口を探していたところ、中年夫婦に声を掛けられた。
「○×寺に行くにはどう行けばよいか?」と言う。
しかし自分は地元の人間ではないので「分からん」と答えた。
ところが、奥さんの方が「私達ここの煉瓦窯も見に来たんですけど、
平日じゃないと駄目なんだって言われてねぇ」
そこから、上記のような情報を聞き出したのだった。
↑の夫婦がシモレン見学について声を掛けたと言う地元民が、敷地の
反対側に居た。
この人たちは、敷地周辺の草むしりをしにきたのだという。
最初はウロウロと歩き回るオレの事を不審者だと思っていたらしいが、
(実際そう言えなくも無い)、写真を撮っている姿を見てどういう目的で着たか
理解したのだと言う。
それよりも、写真を撮りたくて訪れる人が後を絶たないのだとも言っていた。
トムから聞いた情報では無人化しているとのことだったが、今日は少し状況が
変っていた。
明らかに管理されている。しかも多数の人影を確認
これでは正面突破はあまりにも不味いだろう。
物件の正門にあたる部分。
管理は厳重だが、この様子からして明らかに閉鎖された施設で有る事が伺える。
門の向こう側には、切り落とされた木の枝が山のように積まれており、物理的突入
は不可能となっている。
更に歩いて、煙突が見えるところから撮影を続ける。
「草ボウボウで塀の外から中の様子を見ることは出来ない」とも言われたが、
しっかりと剪定されていて丸見えだった。
少しかがんでもう一枚。
この建物内部の画像を見たことがあったが、正に「バブル御殿」といった風情。
突込み所がかなり有りそうではある。
いずれ許可をもらって堂々と中を見せてもらおうとは思っている。