物件45 埼玉県 県南衛生株式会社(KENNANクリーンセンター) | ボヤジャントの呟き。

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2005年 6月25日


コメント・仕事中に発見した。
一日を通して沢山の車が行き交う大幹線道路の沿いに、まるでその存在を隠すかのように、廃リサイクルセンターは佇んでいた。
建物の外観の程度からして、最初は「こ汚い現役の工場」としか認識していなかったのだが、毎日のようにそこを通過するたびに、窓ガラスが割れているのを見つけたり、
正門周辺の雑草が全く刈り取られていなかったりと、あきらかに現役稼動中の工場ではありえない、様子がだんだんと目に付くようになってきたのである。
「まちがいねぇ・・・こりゃ廃墟だな」トレーラーのハンドルを握りながらそう確信した自分は、まず建屋の壁面にデカデカとかかれている会社の名前を頼りにネットで検索をかけてみた。
結果は「全く別の同名業者」がヒットするだけで、全く手がかりなし。
データベースにも掲載されていないところを見ると、ただ単なる倒産とかではなく、操業すること自体をとめられた可能性がある、つまりは認可を取り消された可能性もあると考えた。
「ますますアヤシイですね」
実はこの国道沿いの更に南下した越谷に、かなり前から一見して「廃」と分かる工場を、これまたトレーラーに乗りながら発見していて、いずれ突入してやろうと思い休日を調整していたのである。
そこへもって、この栗橋の廃工場の発見、にわかに計画は動き出す運びとなったのである。

そして、この日午後からのスターととなってしまったのと、移動ルートの関係で越谷の工場を先に回ってしまった為に、日没間際の突入となってしまった。
しかし内部の様子は外からは全く想像できないほどに、荒れ果てていたのである。
遺物は沢山ある、しかしその殆どは処理し切れなくて放置してあるドラム缶ばかり。
しかもその中身が反応してか腐食してか知らないが、破裂寸前までパンパンに膨れ上がっているのも多数見受けられてかなりヤヴァイ状況になっている。
それに加えての「異臭」とにかくごみを集めて加熱処理やらなんたらをして固形燃料にするような工場だ、分かっていても臭くてたまらん。
これから気温が上がってくる夏場は、相当の覚悟をして入らないと、そのあまりの臭さに探索心もなえてしまうことだろう。
敷地内部への突入はいたって簡単で、人目を避けたければ、国道側から入ったほうがいい。
今の季節は国道と歩道を隔てる植え込みがジャングルのように成長してしまい、車道側からはまったく人が居るかどうかを見ることは出来ないからだ。
加えて、歩道そのものも「廃道」と化していて、人が歩いてくることもない。
どうしても車の行き来が気になるのなら、近くに遊水地から放流されている川がある、その土手沿いの道路からオーバーフェンスそれば、突入は可能だ。
しかし土手沿いの道は、散歩は釣りをしている人もポツポツと見受けられるので、あまり利口な方法とは思えない。

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