物件28 千葉県 ちょんまげ村(提供者わくさん) | ボヤジャントの呟き。

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2004年 9月18日


コメント・今日は土曜日。
午前中は会社の用事で出勤、午後は仕事が無ければサイナラというのが今の会社の勤務体系である。
でもって、いつもだったら病院へ行くのだが少々面会時間までは時間の余裕があったので、「ちょんまげ村にでもいってみんべか」と思い立った。
すでにこの物件は紹介されているのだがその内容を拝見するに「あまり多くは期待できない」というのが正直な印象だった。
だから、この物件の探索に対しては休日を潰すほどの価値は無いと判断し、中途半端な時間を潰す為に本日の探索を決行したのである。

物件の所在地はわくさんからおおよそのヒントは貰っていたので、それほど苦労せずに見つけることができた。
道路を走っていればだれでも気が付きそうな巨大看板もある程度残っている。
しかし荒廃が進んでいるようで、その半分は落下しそのままになっている。
道路沿いに昔の日本の民家を模して作ったような、小さな建物が並んでいるが、その屋根の部分には下品な文字がかかれており、民家らしき建物の雰囲気をブチコワシにしている。
わくさんからのDMにも書いてあったのだが、「あるいみネタ物件です」の記述の通りこれは紛れも無くネタ物件の様相を呈している。
周辺は見渡す限りの田園地帯(といってもそんな美しい物ではないが・・・)当該物件のすぐ近くには養豚場があり、悪臭が常に鼻を突く。
物件の前を通る道路は有料道路ではあるが、交通量は少なく突入のタイミングはそれほど限られた物ではなかった。
敷地内に突入する入り口は幾らでもある。しかし突入してからは外から丸見えなのでむしろ中に入った後からの方が気を使う。
オーバーフェンスを行い、まず最初の小さな民家のような建物を 見てみたがなんとこれは民家でも東屋でもなくただの醤油樽の上に屋根を被せただけのオブジェだったのだ。
そして直ぐそばの建物(会社の事務所のようなもの)に突入、ここも突入はいたって簡単。破壊もある程度行われて入るが、目を覆わんばかりというほどではない。
塀一枚隔ててすぐ隣には民家が有るので、DQN達もここで「ええじゃないか」をするのは無理があると思ったのだろうか。
遺物もそこそこあり、撮影するにはさほど困らなかった。
しかし、おいてある遺物は見た目は古いのだが、どうみてもここで客寄せに使うためにこしらえた物ではないかと言うものばかり。

ネタ物件の最右翼「ゆう・もあ村」や「個人テーマパーク 龍宮城」と比較しても見るものに訴えかけてくるものが無く足元にも及ばない、
廃墟物件としても熟成度合いが中途半端、遺物も歴史的価値は殆ど皆無。
むしろスライドショー中盤に出てくる、無人の空家(玄関先にパイロンが置かれている香具師)のほうがよほど興味をひかれる。
しかしほかでもない「わくさん」の 提供物件である、じっくりと探索はさせて頂いた。
後日、これらの遺物の意味を調べる為に相互リンクさせていただいているKUZEさんのサイトにて詳細にちょんまげ村の調査報告がなされているのでそれを元に画像のコメントを作らせて貰っている。KUZEさん有難う御座いました。

 

関連画像はこちら。

KUZEさんのポンチハンターのWEBサイトはこちら。