物件22 千葉県 富津廃旅館アキモト外観 (情報提供者 わくさん) | ボヤジャントの呟き。

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過去に行った廃墟探索、今後行う廃墟探索を振り返りつつ、政治経済の話題、時事問題、雑談や長年の趣味であるバイクやギターなどについて雑談して行くのです。

2003年 7月20日


コメント・梅雨明け直後のうだるような暑い日が連日のように続いているこの日、仕事が半日で終了したのでそのまま通勤に使っているケイタロウで一路富津岬を目指した。
だいぶ前に小生のサイトBBSにタレコミをしてくださったHNわくさんの情報を元にプロファイリング(実は詳細に所在地を教えてくださったのでそんな格好つけた探し方はしていない)を行い、大体の場所の見当はついていた。
高速を降りる、しかしここのインターは良く使うなぁ・・・・PWやら昭和○念会館やらの物件はみんな此処を降りて直ぐの所だからなぁ。
よっぽど君津富津というのは廃墟が集中して存在する所なんだろうか。
原住民の方々には申し訳ないが・・・・・。
バイパスから分かれ、PWや○念会館へアクセスする基幹国道から旧道に分かれる交差点に入り、さらに富津岬を目指す。
暫く走っていたら右手に5階建てくらいの大きなビルが見えてきた。
よく見るとなんだか様子がおかしい、窓と言う窓が無く骸骨のように不気味な黒い穴が空いているのである。
建物そのものもなんだか古臭く、活気が全く感じられない。
「あら~あれも廃墟なのかぁ?」
そう思っているうちに、赤信号につかまりよ~く外観を見回すと、屋上にその建物が何物であるかを決定付けるオブジェが見えたのである。
「ボーリングのピン・・・あ!あれが君○会館か!」
食堂・病院・ボーリング場・その他モロモロの施設が一つのビルに納まった所謂雑居ビル廃墟「君○会館」とはこれであったのだ。
それにしても目立つ・・・・DQNの格好の標的にされるわけだ。
しかし、周辺には民家や現役の会社がある。ビルの直下にはスナックが数件・・・・おおっぴらに入れるような場所にはとても思えないのだが・・・・・。

気を取り直して出発。
提供者わくさんのメールによると、「岬からの帰り道だったら右手に見えますよ」と書かれていた。物件が見えた途中には駅もあったと言う。
その駅前に到着、しかしここまでの間にそれらしき建物を見ていない。
旧道とはいえ、交通量が多いのでノンビリ走っていると煽られるかもしれない、と言う事で取り合えず、ローカルチックな雰囲気の駅前のロータリーに車を停め地図を確認した。
「ううむ・・・・もうすこし先か?」
「駅前通りと書いてあるが、駅前通りというのは駅から始っている通りの事も言うからなぁ」
暫く悩んだ挙句、もう少し先に行って見る事にした。
駅からのロータリーを出発し、交差点を岬方面へ、すると・・・・「アラ!」

ありました。目的のものが。しかし生憎車を停められる場所が無い。国道も道幅か狭く、路駐もままならない状況。
何回か物件の前を行ったり来たりした結果、直ぐ近くにある金融機関の駐車場に空きスペースを発見、即座にクルマを滑り込ませ探索開始。