2003年 7月20日
コメント・富津廃旅館○○モト探索終了後、こんどは千葉県東部へ移動。
高速道路は使わず、国道やわき道をいくつも走り繋いで、茂原市内に到着。
わくさんからもたらされたヒントを元に、場所を絞りこみ(これまた詳細に教えて貰ってしまいました(汗)なんなく発見。
しかしそこまでの道程は、夕方の渋滞が始った状態での移動だったので、想像以上に時間がかかってしまった。
もう世間様は夏休みなのか。家族連れを乗せた車を多く見かける。
その流れから離れ、ひっそりとした住宅街への道に入り、間も無くして目当ての工場が姿を現した。
先ほどとは違って、新興住宅地の中にあるので駐車スペースの確保には苦労しない。
しかし、真正面に堂々と停めるのも気が引ける。
まず車を離れた場所に、何気なく停めて外に出る。
むわ~~~~~~~
暑い!
夕方になり、日も傾いてきたというのに凄まじい熱気である。
今日は間違いなく熱帯夜だ。
この暑さの只中にでて思うのだが、やはり夏は廃墟探検には厳しい季節だと思う。
民家から離れた場所にあればいいが、こうも近くにあるとたとえ夜中に侵入を試みたとしても、物音が開いている窓ガラスから網戸を通過してモロ聞こえしてしまう。
多分に漏れずここの廃工場も周囲一体は全て原住民が住んでいる民家ばかりである。
PWのように、工業団地ならばどうにでもなるが、こういう所はどこで・誰が見ているか全く見当がつかない。
非常にリスクの高い立地条件である。
それを裏付けるように、物件の熟成度は極めて低い。窓ガラス1枚たりとも割られていない。
ただ、ここが廃墟であるということをうかがわせるのは、刈り込まれる事無く周辺に生い茂っている雑草。
そして敷地内いたるところに放置されている不法投棄物。
それくらいか。
人や車が出入りした形跡が見受けられない所から、ここは全く機能していないのはわかる。
しかし、破壊や熟成が無いという事は、閉鎖されてそう年数が経っていない、そしてしっかりと周辺住民の監視の目が光っていて管理されていると言う事だ。
と言う事で、これも廃墟ではなく、空き物件あるいは操業停止中物件と見なしたいと思う。
2008年Google Mapで確認したところ、別会社「共和紙業 中の島倉庫」として転用されていることが判明しました。
画面やや右側の白く横に長い建物が当該物件です。
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