2003年 4月26日
コメント・大谷グランドはそういうことで今回は見送る事になった。
まぁ場所も分かりやすい所にあるし、周囲の状況も把握したので次回は万全の体制で探検できるだろう。
大谷Gがお預けになったと言う事で、次なる目的地「中島飛行機地下軍需工場」に移動。
これまた分りやすいところにある。
まぁ大谷町の観光地と言う事で、名称こそ「中島飛行機・・・・」ではなく、大谷資料館となっている。
その看板がいやと言うほどアチコチに立てられているので、地図なんぞ持たなくともその場所にたどり着く事は出来た。
大型観光バスが何台も停められる駐車場には1~2台の乗用車の姿しかなく、時間も早いと言う事で人の姿は殆ど無い。
駐車場の周囲にもこれまた楼閣を思わせる巨大な大谷石のカベがあり、所々掘削したあとがそのまま残されている。
資料館入り口の途中には大きな横穴があり、3~40人は入ることが出来そうな空間がある。
そこには無数の薪が置いてあり、独特の匂いがした。
「椎茸でも栽培してるんじゃないのか?」M氏が言うが、どうもそれとも違う。
それだったら原木を横に積み上げずに、立てかけて並べるだろう。
その目的は最後まで分らなかった。
資料館に入る。
入場料(金額失念)を退屈そうなオッサンに支払い、地下への階段を下りる。
途端に全身に鳥肌が立った。
「寒ぶっっっっ!!!」
いや・・・・霊障ではなく、寒いのだ。それも猛烈に。ふとカベに掛けてある寒暖計が目に止まった。
「5度」
おいおい・・・・真冬じゃねぇかよ。我々の格好は夏の服装である。半そでTシャツにGパン。
まぁ最初はガマンできるだろうと思って階段をズンズン下りていったが、相棒のM氏が叫んだ。
「もうだめぽ」
自分もこのままではゆっくり探検が出来ないと判断。再び地上に戻り、受け付けのオッサンに事情を話し車に戻って上着を着て再降下。
いや~~~予想以上に凄い。本当に広い、天井がバカッ高い。声が何時までも残響として残る。
本当のチャーチエコーである。そして白熱灯に照らされた場内は、オレンジ一色で非常にムードに溢れていた。
映画で見たような教会のようである。
後で知ったことだが、実際にここでは結婚式を挙げているそうだ。まぁ当の2人には一生忘れられない場所になるかもしれないが、
親族にとっては果たして・・・・只単に寒く薄暗く不気味な洞穴のような所という印象しかないのではないだろうか?