痛みの相談コーナー
(実例を基本にしています)
◎咬みしめ・食いしばりがあり、顎のこり感が続く
〔相談〕
32歳女性、
いつからか不明だが、食いしばりがあるようで、朝起きたときには顎がこっている。
大きく口を開けると顎がつらい。
〔回答〕
口を開いて指を縦に入れたとき、
4本入ればOKです。
2本なら顎の動きが制限されるいると判断されます。
3本なら微妙なところで、本人の不自由感によります。
音がする歯ぎしりに比べて、
音のしない咬みしてや食いしばりの方がはるかに高頻度です。
顎の動きが悪くなれば、
顎関節症と診断されますが、
悪くなくても顎の筋肉がこる場合には
欧米では筋性顎関節症と診断されています。
日本では
歯科が対応することが多かったところから、マウスピース(スプリント)の装着が主流ですが、
筋肉にボトックスを投与する方法が
かなり普及してきています。
〔裏技〕
日本では
保険でのボツリヌス治療(ボトックス)は認められていませんが、
これを投与すると改善します。
3カ月ごとに数回にわたって反復治療をする必要がありますが、
以後と投与間隔が伸び、
過半数は投与不要までに持ち込めます。
ごく一部の歯科でも
非保険診療で実施していますが、
側頭筋(こめかみの筋肉)が関与する場合には、
医師法の関係上、歯科医が投与できないという実情があります。