Botom line, botom job. -32ページ目

Botom line, botom job.

結局のところ、底辺職。

午前4時40分

 

カーテンの隙間が薄明るい。

鳥の囀り(さえずり)が聞こえる。

立派な朝勃ちだ。

うつ伏せに寝ていた下腹部に違和感を感じるダイヤモンドな硬度とゴジラ膨張率。

おっきして起きてしまった。

全くの無駄。

どれくらい無駄かと言うと、

限界集落で一人暮らしをするおばあちゃんの8cmピンヒールくらい。

ケーキバイキングのテーブルの上の豆板醤くらい。

でもまぁ、

俺がもう少し若くて現役一軍の頃で隣で『綺麗で可愛らしくてお尻の形も綺麗で何よりも俺のことを最優先に想ってくれてる女の人(そんな人に会ったことはない=妄想上の生き物)』が枕に髪の毛の波を広げて眠っていたとして、それを振りかざして抱きつこうが、ほっぺに「ぺしぺし」しようが「ちょんまげ〜」と載っけようが、

 

「もっおぉ〜」

 

と壁際に寝返り(♪〜)打たれてしまうんだろうけど。

つまり年齢環境シチュエーションに限らず無駄なわけだ朝勃ち。

『健康である』のバロメーターにはなるのだろうけどそれがどうしたこの悶々。

 

 

 

11時になったら外出していい。

近所に美味しいラーメン屋が数多くあるらしい(らしいと言うのは俺は行かないから)連れ立ってラーメンを食べに出る職員さん達。俺も会社の並びのお弁当屋さんにとことこ。

会社の『朝申し込むお弁当』はコンプリートしたし飽きた。何より毎日まとめて買いに行ってくれる職員さんに申し訳なくて遠慮した。シフトが変わって海鮮丼の日は休務なので(今日だ)ここひと月ほど近所のお弁当屋さん。そろそろここもコンプリートだ。

 

 

俺なんで毎日お昼にこんな不味いもん食ってんだろ?

 

 

平均単価550円として月8,800円。

そんないい給料貰ってるわけじゃないから安くないよな。

値段じゃないよ不味いんだよ。

これ、

 

無駄じゃない?

 

今更だけど。

 

ロッカールームの俺の机の上の、食べかけの『生姜焼き弁当とは名ばかりの炒めた玉ねぎ弁当』を、じっと見る。

我が暮らし楽にならざり。

別に楽な暮らしなど望んでないしー

苦楽を共にしてくれる人を望んだら大コケただけだしー

何でこれいつも『甘い緑色の豆』付け合わせなんだろな。これ喜ぶ人いるのかな?

お昼食べたらお昼寝時間なわけで、食べたらすぐ寝たいのにお弁当屋往復時間無駄じゃない?なんか色々無駄で、

どれくらい無駄かと言うと、

そろそろ童貞に回帰しようしている俺の毎朝の朝・・・いやいいなんでもない。

 

黙ってスマホ「ぽち。」

炊飯器ぽち。

お弁当箱も買わなきゃ。

 

 

俺ん家に炊飯器なんて何年振り?

そもそも俺、家で米食べないからねぇ。

お弁当毎朝作るなんて、中学の娘のお昼以来だ(父子家庭の始まり=第一章の始まり)

人生が大きく大きく音を立てて変わった頃。

 

 

5時に起きて、

シャワー浴びて朝ご飯食べて洗濯して8時になっても指が動かない。


ありゃま。


これはどうしたことだ?


いつもなら起きて2時間、会社に着く頃には動くのに。

日曜だからか?(んなわけあるかい)

ちとくたびれてんのかな?

これじゃギター弾けない。


寝よう。


パンイチで寝てる俺に、

「なんてかっこで寝てんの」

娘が声を掛けたのが11時。

起きよう。

そう言や昨日「夏布団に替えてくれ」て言ってたな。

もうもうと舞い上がる羽毛(布団がボロいから)の中、布団交換。布団カバー、シーツ、夏用タオルケット洗濯。

電気ストーブ2つ、石油ストーブ1つ片付ける。もーいらないよね。

勢いで、

気になってた風呂場、カビキラーで掃除。

良く働くよね俺。

日曜だし指痛いしごろごろしてりゃいいのに。

娘が何もしない事を(洗濯だけは毎日してくれる)何も思わないことにした。

俺の家を『自分の家の様に』暮らしてることは、ありがたいことなんだと。

自分の父親を見て思う。

一緒に暮らしてくれてるだけで、ありがたいんだよな。

残りの毎日を、記憶を、一人で過ごさなくていいのだから。


とー

わー


言ったものの、

一人暮らしに戻りたい。

のも正直な気持ちだ。


思う存分ぐだぐだしたいぃ。

 


まぁ、いいや。

それはそれで毎日が動いているんだろう。

相変わらず俺の毎日は濃い。

晴れてる。

今日も走るよハム太郎♪〜

今日走れば明日明後日休みだし。

月曜日の始業5分前。

ロッカールームは「しん。」として誰も口を開かない。


皆んな働きたくないんだよ。

外もうあっついし。


迸る(ほとばしる)情熱は心の痛みさえも凌駕する。

 

 

んな、ろまんてっくなことじゃなくてね、

 

温湿布てあるよね?

俺あれは霊感湿布(その湿布を貼ると効いてる間だけ死者と交流出来る。交信じゃなくて交流(←ここ大事)合コンとか宅飲みとか)じゃなくて、冷感湿布と違って『風呂で温めるような効果=温浴効果、温泉の湯治みたいな』ものだと思ってた。

だよね?

 

 

会社の人が、

 

「kenさんこれ」

「ドラッグストアとかの一番安いやつ」

「400円くらい」

 

アンメルツの『ぱちモン』みたいな塗るやつ。

 

「これね」

「効くよ」

「痛い所に塗るとカッカして痛みどころじゃなくなる」

 

(え。それって塗り過ぎってことじゃ?)

(炎症起こしてんじゃないの?)

 

とりあえずうちの前、坂下、駅向こう、3軒回ってやっとみつけた460円。

とりあえず会社のロッカー入れとく。

 

 

昨日、姉を乗せて一日中TOCOT運転した。俺もう運転だめかも知れん。

右足が重痛怠い(おもいただるい)

 

ひっざいって。

 

寝れない。

 

今朝、出勤する時、温湿布を両膝に貼ってその上にサポーター

そのまま午前中作業。

本日の都心午前中気温28℃

 

あ、

あっつい。

膝熱くて痛い。

いやその痛さじゃなくてひりひりひりひり

俺日焼けした?

途中の配車休憩で、晴れた休日を楽しむカップル(けっ)や家族連れの歩く歩道で、

安全靴脱いで作業着まくってサポーター外して温湿布剥がすおっさん作業員。ごめんなさいね、苦情とか勘弁ね。

 

かわらん。

 

皮膚に浸透した成分がひりひりひりひり

宮古島の俺か?

だし、

 

暑い。

この暑い中、全力ダッシュ

迸る汗。

おっさんの汗=乾いたら臭いの多分。

身体にキレが無くなって顎が出て、

 

あれ?

なんか苦しい。

息吸っても肺まで入って来ない。

この感じ・・

 

コロナっ!

 

 

ちげーし。

 

 

つかさ、

この程度の暑さでへばってたら夏どうするよ俺?

暑さと暑さの汗と温湿布が反応して、あつい。どれだかわからん暑い熱い。

 

 

 

監督に来た偉い職員さんが、

 

「kenさん動けますねー」

 

(いやいやいやいや。きょーだめ。絶好調なら目で追えないくらい動き速い(嘘))

 

ドライバーさんが、

 

「kenさんさ」

「他の事業所行く気ない?」

「なんだったら並行して勤めてもいいからさ」

 

(え。そんなこと出来んの?)

(つかさ、見てて「いっぱいいっぱい」だってわかんないかな)

 

 

そーなんだよ。

今日も相変わらずいっぱいいっぱい俺。

残りの人生いっぱいいっぱい。

 

文句あるかー