Botom line, botom job. -29ページ目

Botom line, botom job.

結局のところ、底辺職。

 

 

これはラジオなのかな?ブルートゥースかな?

 

きぃみぃをーだきしめたあいいーっ♪〜

さけんでるー🎵〜

 

変な歌。

高い声の男性ボーカル

気持ちはわからんでもないが、叫んじゃだめだろ逃げられるだろ。

でもま、間奏のギターは上手いね。

作業車の中、ドライバーさんの趣味だろか。

 

 

俺、

なんかもうこういう恋の歌って別世界の話みたいで。

 

「別世界?」

 

はい。

グリム童話とかお伽話みたいな。

現実感がないんですよ。

SFでもいいくらい。

 

「え?」

 

だって俺もうそろそろ童貞ですから。

 

「はぁ?」

 

あいみょん辺りから始めないと。

 

「あいみょん?」

「あっははははーっ」

「kenさんおっもしろいこと言うねぇ」

「あはははは」

 

(いや運転中そんなに笑ったら危ないって。そもそも俺そんな面白いこと言ったかな?)

 

 

 

洗濯室で、

 

「kenさん今日うちの車の前、横切ってったよ」

「バリッバリ走るねー、元気だよねー」

 

いや。

んなことないです。

この程度の暑さで目がチカチカしちゃって。

 

「あら。」

「大丈夫だった?」

 

腰痛ベルト外したら回復しました。

ドライバーさんに車に置かせてもらって。

あれ暑くなったらダメすね。

 

「kenさん腰悪いの?」

 

いえ。

全然。

この仕事で腰痛めたことはないです。

用心した方がいいのかなと。

普段腰使わないもんですから。

 

「上にばっかり乗ってもらってんでしょ」

 

(?)

 

(あ)

 

いいですねーそれ。

願わくば人生の最後がそれ。

最高の景色を見上げながら死ねるって。

 

「あっはははははは」

「kenさんやっばり変わってる」

「発想が面白いよねー」

 

(そかな?)

(本人切実な願いなんだけどな)

 

 

こんな初夏の朝は地下鉄じゃなくて地上を走る電車で出勤したい。

橙色の朝日の綺麗なこと。



昨日夜8時、娘帰宅。

俺、

お弁当の用意は済んでるから冷蔵庫の食材とか何でも食べちゃっていいよ。では寝るねーおやすみー


布団に入ってぬくぬくしていると(暑い)iPhone鳴る。

見慣れない発信番号。


(何だ?)

(誰だ?)

↑こういう時に『何の期待もしない』のが潔くもあるし寂しくもある。


あ。

今日はこないだ内覧した川向こうの施設の人が親父に面会と病院のブリーフィングに行く日だ。


「結論から言いますとお父様の入居は可能です」


(おー)

(助かったぁぁーっ)


「ですが、お父様の状態は今うちに入居されてるどなたよりも悪いです」


(そーなんだろなー)

(「3ヶ月でこんなに痴呆が進みますか」て言われたし。そんなこと俺に言われたってさー)


「それでですね」

「3つほどご理解頂きたいことがございます」


不潔行為。

もう排泄した認識が無いのだろう。それでお尻が気持ち悪くて(便を)摘み出してしまう。今はツナギ状のものを着せて防いでいるが、うちでも同じことになる。


異食行為。

何でも口に入れてしまう。食べようとする。タオル、シーツ、布団までも。噛みちぎって飲み込んだ場合、窒息の可能性が高く危険。


転倒。

車イスを理解していなく何度も立ち上がろうとする。その度によろけて非常に危険。


以上を考慮して、ベッドに身体拘束することの同意。窒息、転倒のリスクがあることに理解を頂けるなら入居は可能。


要はさ、「何かあった時、責任持てませんよ。そこ追求しないでね」てことだと。

こちらとしては入居させてくれるだけで充分だ。退院したら行き場所ないんだから。



「病院と相談しまして、このゴールデンウィーク中の入居はいかがでしょう?」


(もうさ、病院も置いておきたくないんだよ。行き先決まったらとっとと出してベッド空けたいんだろね)


今お伺いしたことをこの後、姉に伝えます。明日、姉から連絡させますのでその上で判断させて頂きたく・・・


判断も何もないんだけどね。一応「姉弟合意の上で」て話してるから通す筋は通さないと。

入居までのちょっとの間、忙しくなるけど(家具とか着替えとかテレビとか入れないとなんないの。あと車イス買わなきゃ)

ひとつひとつ片付けないとね。

ここ数ヶ月最大の問題がやっとなんとかなりそうだぜー


ほんと長生きなんかするもんじゃない。

もう少しギター上手くなったら死んでいーよー喜んで。




また夏が来るね。

あと何回見れるだろ。


そっか。
俺おろしがね捨てちゃったんだ。
しょうがない。
生姜を薄切りにして、それを包丁で叩くようにみじんにする。
醤油大さじ8、砂糖大さじ1、みりん、料理酒・・
フライパンで鶏挽き300gを「かしゃかしゃかしゃ」
朝6時だけど「かしゃかしゃかしゃ・・」
 
 
いつもなら駅で電車待ってる時間だな、起きたの5時15分。
今日は休務日。
そろそろ皆んな出勤し出す時間だな、6時。突然思い立って『もっと濃口、生姜の食感入り鶏そぼろプロトタイプ』を作り出す。
近所迷惑かな?さっき気が付いたけど今日祝日なんだよな。ゴールデンウィークで出掛けない人はまだ寝てるかな。
 
なんと言うか正直「???」なプロトタイプ完成品で朝ごはんを食べて、朝から風呂入って指と膝を緩めて、
でも不思議なんだよね。指はともかく膝はさ、痛くて寝れなかったりする。でもね、仕事中は全力で走ってるんだよね。これ変だよね。
洗濯をして、気になってたお隣さん側に『はみ出してた』(←これもいい言葉だなぁ。溜まってんだろな。そりゃそうだよ)庭木を「ばっちょんばっちょん」切る。素人だけどやらないよりゃマシだろ。
で、
 
ギター弾く
 
昼過ぎ、娘が出勤したので(どこで仕事をしてるのか知らないアパレルとしか。干渉しない。仲が悪いわけではない)親父の見舞いに行く。
「ビールと酒」「タバコ買って来い」しか言わない。
「まぁちょっと座って付き合えよ。今ビール頼んだから」とナースステーションを指差して。胸ポケットの辺りを叩いて「タバコないや。ちょっと買って来てくれるか?」
そりゃさ、「酒飲めない人生なら死んだ方がマシ」て言ってた人だから(じゃあ死ねよ)ずっと喫煙者だったからそうなんだろうけどさ、
 
痴呆になっての欲求がそれ?
なんか・・・情けなくないか?
どんな人生だ?
 
俺は、
「ちょっとレス・ポール持って来て」
「あの4小節が上手く弾けないんだよなぁ」
と言いながら、
大好きな人のお尻を両手で抱えて「むにむにむにすりすりすり♪」
カメラ?
要らんわ。
 
 
帰りに坂下でお米5kg(高いけどさ、毎日お昼お弁当買うより安いよ)とコーヒーと諸々と、娘の夕飯用に『かつをのたたき』買う。爽やかな初夏の午後、TOCOTの窓降ろしてスパイロ・ジャイラ聴きながら帰宅。
 
がっつり筋トレ
 
ほんでまたギター弾く
 
集中してたんでいきなりギター部屋の扉開いて娘「ただいまー」
心臓止まるかと思った。
ありゃもうこんな時間(21時)
寝る。
そしたらまた夢を見る。
 
雨降ってた。