Botom line, botom job. -28ページ目

Botom line, botom job.

結局のところ、底辺職。

 

↑完成形濃口鶏そぼろ、シャウエッセン、ブロッコリーの鰹節柚子胡椒和え、しば漬け。

 

 

情報量の多い一日だった。

「だっめだなぁ。なにやってんだろ?」

凹みながらちょっと嫌な気分で帰った。

もうさ、

脳が古くなってて思い込みも激しくなってるし、そんな突然あれこれ言われたって演算出来ないって。なんちゅーか最近、思い付き場当たりで生きてる気がするし。

 

お弁当箱の到着が遅れて昨日はお弁当諦めた。

だけどその分のご飯は鯛茶漬け・・ちがう、炊いちゃった。

会社でお弁当頼んでお昼食べて寝て起きたら、

 

「保温のまんまにして出勤するのやめて欲しい」

 

娘から苦情LINE

怒らいちった。

「いやお前が言うなよ」とは言わない。

「そんな言い方しなくても」とは思ったけど。

俺も「これどうしたもんか?」と思いながら出たし。ま、『痛い所を突かれた』てことかね。

 

身体も脳も疲れてんなー

会社でもミスしたし。

今日もう一回頭下げればいいや。

 

 

起きたら時報代わりにテレビ点ける。

4:03の『知人だった男性』のテロップ画面のまま。

ありゃTBS、放送事故だ。

なんて思いながらお弁当詰めた。

しばらくして、

リモコン反応しない。

??

テレビ本体の電源切れない。

コンセント抜き差し復活。

ありゃこれうちのテレビがフリーズしてたんだ。

そろそろだな。

もうテレビ買わない要らない。

娘まったく見ないし俺も無くて困らない。

 

 

始発2本目を待つ、すでに明るい霧雨のホームで脳みそに、

 

すぱいろじゃいら

 

と浮かぶ。

(?)

(Spyro Gyra?)

(あの?)

(昔の?)

(それがどーした?)

YouTubeで検索してみる。

 

あ。

これか。

ひと月くらい前、どっかの店(多分スーパー)の変に編曲されたBGMで、

 

あれこれなんだっけ?

 

『Morning Dance』だ。

 

カリブの朝か?

カリブ海って、びっくりするほど冷たいよ。心臓止まるかと思ったもん。

ふむ。

脳のバグ、突然繋がって一個解決。

それなりに、

 

今日はいい日(かも知れない)

そろそろ何かいいこと起きてもいいと思うんだ。

どうだろ?

 

 

昼下がりのセブンのレジ前。

 

「あ。先にどうぞ」

「お先にどうぞ」

「先、いいですよ」

 

さっきから俺の後ろに並んでる郵便屋さん、引っ越し屋のお兄ちゃん、どっかの営業のおっさん・・に順番を譲り続ける。

だってレジ、ひとつしか開いてないし。

(お。後ろ誰も並んでない)

 

あの。

すみません。

 

「?」(レジのおばはん、もといお姉さん)

 

さっきホットコーヒー買ったんですけど。

 

「?」(「あー、買ったね。覚えてるよ」て顔)

 

ぼぅっとして『 L 』押しちゃって・・差額を払お・

 

「え。」

「入りました?」

 

あ、ええ、ギリギリ入りました。

 

「入るんだ」(え。そこ?)

 

カップのふちギリギリでしたけど(だからさー)

ですので差額を。

 

「え?」

「いーのいーの」

「気にしないで」(いやするだろ。逮捕されたやつ居ただろ)

「ありがとうございます」

 

あ、はい。こちらこそありがとうございます。すみませんでした。

 

 

後ろにお姉さんが並んだのでお辞儀してレジを離れる。

 

 

「入るんだー」(おばさんまだ言ってる)

 

 

 

貴重な俺の休務日を川を渡って小一時間。

親父の施設を見に。

 

「この状態ですと受け入れは難しくなりますね」

「施設全体に便臭がするようになってしまうので」

 

そりゃそうだろね。

 

でもさ、

だったらさ、

その時点で話を打ち切って帰らせてくれよー

そこから1時間半、見学して申込書書かせて、

 

「それでは後はうちと病院さんとのやり取りになりますので」

「結果が出次第お知らせします」

 

気を持たせるんじゃねーよ、こっちは期限迫ってるんだよ。駄目ならダメで次行かなきゃなんだよ。

13時に家を出て帰宅19時半。

なんなんだよー

俺は親父にいい施設に入ってもらおうなんて思ってない。死に場所を探してるだけだ。

帰りのTOCOTで姉と、


お袋はなんであの人を選んだのかなぁ?


「ダメ男好きだったんじゃないの。」


(うわあああ)



漫画や話しには聞いていたけど、まさか自分の身内に居るとは、それも母親が・・

あー、

でも、

俺も人のこと言えないよな。

親父には遠く及ばないけど(と思いたい)

誰か好いてくんないかな。



くたびれてるけどアスペだから『帰ったらやる』と決めてた事はやる。何時であろうとやる。じゃないと今日一日に腹を立てちゃうから。


炊飯器届いてる。

お米(ゆめぴりか 5kg 4,270円。高っ)買ってある。

鶏ひき肉買ってある。


先ず新品の炊飯器を洗って、

お米研いで炊飯器最初の「ぴ。」

ボールに醤油大さじ4、砂糖大さじ2.5、味醂大さじ1と生姜ぶにゅ〜を混ぜ混ぜ混ぜ・・

フライパンに鶏ひき肉300g「どば。」

料理酒をー


「なにしてるの?」


背後から娘。


お弁当用鶏そぼろプロトタイプの製作、並びにシュミレーション。


「油引かなきゃ」

「最初は鶏ひきだけ炒めるの」


え。

あ、そなの。

すぐ混ぜないの?



並んでキッチンに立ってご指導いただく。



冷蔵庫にさ、

卵と蕎麦つゆと葱あるじゃん?


「うん」


てことはさ、

納豆買ってくれば納豆ご飯が食べられるのか。


「だね。」


炊飯器ってすげえ。


「あはははは」

「何言ってんの今更」



少なくとも、

俺が親父を嫌うほど、俺は娘に嫌われてないようだ。

今のところはだけど。

嫌われないうちに死なないとだ。

プロトタイプは失敗。



お弁当屋さんの鶏そぼろってさ、

相当お醤油入れてんだね。


「あー」

「あれ煮込んでるからね」


そーなのか。


 

午前4時40分

 

カーテンの隙間が薄明るい。

鳥の囀り(さえずり)が聞こえる。

立派な朝勃ちだ。

うつ伏せに寝ていた下腹部に違和感を感じるダイヤモンドな硬度とゴジラ膨張率。

おっきして起きてしまった。

全くの無駄。

どれくらい無駄かと言うと、

限界集落で一人暮らしをするおばあちゃんの8cmピンヒールくらい。

ケーキバイキングのテーブルの上の豆板醤くらい。

でもまぁ、

俺がもう少し若くて現役一軍の頃で隣で『綺麗で可愛らしくてお尻の形も綺麗で何よりも俺のことを最優先に想ってくれてる女の人(そんな人に会ったことはない=妄想上の生き物)』が枕に髪の毛の波を広げて眠っていたとして、それを振りかざして抱きつこうが、ほっぺに「ぺしぺし」しようが「ちょんまげ〜」と載っけようが、

 

「もっおぉ〜」

 

と壁際に寝返り(♪〜)打たれてしまうんだろうけど。

つまり年齢環境シチュエーションに限らず無駄なわけだ朝勃ち。

『健康である』のバロメーターにはなるのだろうけどそれがどうしたこの悶々。

 

 

 

11時になったら外出していい。

近所に美味しいラーメン屋が数多くあるらしい(らしいと言うのは俺は行かないから)連れ立ってラーメンを食べに出る職員さん達。俺も会社の並びのお弁当屋さんにとことこ。

会社の『朝申し込むお弁当』はコンプリートしたし飽きた。何より毎日まとめて買いに行ってくれる職員さんに申し訳なくて遠慮した。シフトが変わって海鮮丼の日は休務なので(今日だ)ここひと月ほど近所のお弁当屋さん。そろそろここもコンプリートだ。

 

 

俺なんで毎日お昼にこんな不味いもん食ってんだろ?

 

 

平均単価550円として月8,800円。

そんないい給料貰ってるわけじゃないから安くないよな。

値段じゃないよ不味いんだよ。

これ、

 

無駄じゃない?

 

今更だけど。

 

ロッカールームの俺の机の上の、食べかけの『生姜焼き弁当とは名ばかりの炒めた玉ねぎ弁当』を、じっと見る。

我が暮らし楽にならざり。

別に楽な暮らしなど望んでないしー

苦楽を共にしてくれる人を望んだら大コケただけだしー

何でこれいつも『甘い緑色の豆』付け合わせなんだろな。これ喜ぶ人いるのかな?

お昼食べたらお昼寝時間なわけで、食べたらすぐ寝たいのにお弁当屋往復時間無駄じゃない?なんか色々無駄で、

どれくらい無駄かと言うと、

そろそろ童貞に回帰しようしている俺の毎朝の朝・・・いやいいなんでもない。

 

黙ってスマホ「ぽち。」

炊飯器ぽち。

お弁当箱も買わなきゃ。

 

 

俺ん家に炊飯器なんて何年振り?

そもそも俺、家で米食べないからねぇ。

お弁当毎朝作るなんて、中学の娘のお昼以来だ(父子家庭の始まり=第一章の始まり)

人生が大きく大きく音を立てて変わった頃。