こんな初夏の朝は地下鉄じゃなくて地上を走る電車で出勤したい。
橙色の朝日の綺麗なこと。
昨日夜8時、娘帰宅。
俺、
お弁当の用意は済んでるから冷蔵庫の食材とか何でも食べちゃっていいよ。では寝るねーおやすみー
布団に入ってぬくぬくしていると(暑い)iPhone鳴る。
見慣れない発信番号。
(何だ?)
(誰だ?)
↑こういう時に『何の期待もしない』のが潔くもあるし寂しくもある。
あ。
今日はこないだ内覧した川向こうの施設の人が親父に面会と病院のブリーフィングに行く日だ。
「結論から言いますとお父様の入居は可能です」
(おー)
(助かったぁぁーっ)
「ですが、お父様の状態は今うちに入居されてるどなたよりも悪いです」
(そーなんだろなー)
(「3ヶ月でこんなに痴呆が進みますか」て言われたし。そんなこと俺に言われたってさー)
「それでですね」
「3つほどご理解頂きたいことがございます」
不潔行為。
もう排泄した認識が無いのだろう。それでお尻が気持ち悪くて(便を)摘み出してしまう。今はツナギ状のものを着せて防いでいるが、うちでも同じことになる。
異食行為。
何でも口に入れてしまう。食べようとする。タオル、シーツ、布団までも。噛みちぎって飲み込んだ場合、窒息の可能性が高く危険。
転倒。
車イスを理解していなく何度も立ち上がろうとする。その度によろけて非常に危険。
以上を考慮して、ベッドに身体拘束することの同意。窒息、転倒のリスクがあることに理解を頂けるなら入居は可能。
要はさ、「何かあった時、責任持てませんよ。そこ追求しないでね」てことだと。
こちらとしては入居させてくれるだけで充分だ。退院したら行き場所ないんだから。
「病院と相談しまして、このゴールデンウィーク中の入居はいかがでしょう?」
(もうさ、病院も置いておきたくないんだよ。行き先決まったらとっとと出してベッド空けたいんだろね)
今お伺いしたことをこの後、姉に伝えます。明日、姉から連絡させますのでその上で判断させて頂きたく・・・
判断も何もないんだけどね。一応「姉弟合意の上で」て話してるから通す筋は通さないと。
入居までのちょっとの間、忙しくなるけど(家具とか着替えとかテレビとか入れないとなんないの。あと車イス買わなきゃ)
ひとつひとつ片付けないとね。
ここ数ヶ月最大の問題がやっとなんとかなりそうだぜー
ほんと長生きなんかするもんじゃない。
もう少しギター上手くなったら死んでいーよー喜んで。
また夏が来るね。
あと何回見れるだろ。