Botom line, botom job. -30ページ目

Botom line, botom job.

結局のところ、底辺職。

だとしてもさ、

 

身体使い過ぎ、極度の疲労、と判ったとしてもさ、

 

痛みが和らぐわけじゃない。

膝の痛みで何度も目が覚める。

毎朝、布団の中で「ぎゃ」と声を出すほど指は痛い。

 

 

仕事辞めたら痛くなくなるのかな?

 

 

毎日思う。

でもさ、

痛い以外、嫌な事が一つもない仕事、辞める?

その痛みだって仕事に慣れたら治まるかも知れないし。

皆さん俺の体を気に掛けてくれて「休み休み身体を労わって(いたわって)一年でも長く働いてもらえたら」と言ってくれる(勿論社交辞令だが、こんな俺でも労働力)

休みも取り易い、現に今日も『昨日の朝申告』で介護休暇を取らせてもらった(親父の退院後のホーム内覧。来週中には決めてないとならないんだよー、姉がチェコに行ってたから出遅れてバタバタ)

それにね、

泌尿器の先生に言われたんだけど「更年期障害で指の強張りと痛みが出る場合がある」そうだ。

んー・・でも俺、水戸の先生に「更年期障害は男性には無い」て聞いたけどな。

あー・・でも「似たような症状はある」とも言ってたか。

ま、俺もそう言う歳になったって事だね。

そんでね、

「更年期障害が原因だった場合、いずれ症状は治る」

だそうだ。

 

だったらもうそれでいいよ。

 

 




「やっと来たか」

 

姉と一緒に病室を訪ねるといきなりの上から目線。

 

(なんだこいつ?)

 

「栃木に持って行く台数がなんちゃら」

「県に言われてるからほにゃらら」

(隣のベッドとの境のカーテンを指差して)「あそこ見れば台数出てるんだから」

「抜けがあるからお前達が・・」


あー、この人は勤めてた頃に戻ってるんだな。そんで俺と姉は同僚だか部下なのか。



お袋がアルツで寝たきりになり、まだ言葉を発せられる頃、

「ごめんなさいごめんなさい」一日中謝ってた。

力の無い指で病室の入り口を指して、

「あそこに女の子がいるの」(いねーよ)

 

あれは多分、前の旦那から逃げた時、広島に置いて(捨てて?)来た娘のことなんだろな。そうなんだよ俺にはもう一人、姉が居るそうだ。会ったことも会うことも無いけど。

お袋が良く「親子は他人の始まり」と言ってたのは、こういうことだったんだな。


こーれさ、

親父もお袋もさ、

記憶の中の印象の強いものが出るのかな。

親父はきっとあの仕事が楽しくて毎日充実してたんだと。

お袋は、人生の十字架と言うか業(ごう)と言うか、ずっと心のどこかに引っかかってたんだろう。


俺はどうだろう?

近い将来もし俺がボケてしまったら何を言うだろう。


「俺のフェラーリどこやった?」

「買っただろうが黒いやつ!」


「もう一回しよ」

「大丈夫まだたつから」


「大好きだったのにな」

「なんであんなことしちゃったんだろう」

 

 


姉帰国。

娘へのおみやげが凄い。

娘歓喜。

 

 

俺には?

泌尿器科の開院前に『しょんべん臭いくたびれたジジイ達』に混ざって順番待ち。

しっかし泌尿器科の待合室ほどくたびれた景色は中々ないぞ(断じて俺は違う)

なーんちゅーかこいつら皆んな臭い汚いよたよたで、尚且つ態度悪い。泌尿器科に女の人って滅多に来ないしね、婦人科行っちゃうんだろね。

で、

先生が、

 

「○○内科、あそこ膠原病の専門医だし俺友達だから」

 

あ。あそこですね。場所わかります。セブンの交差点の手前ですよね。

 

と紹介してくれて、血圧の薬とバイアグラ諸々出されてその足でゴー

隣駅の、公園の向こうの駐車場へ乗り入れる。

 

『⚪︎⚪︎整形外科』

 

あり?

え?

ここじゃないの?

 

思い込みって怖いねぇ。

だって俺、今でも「俺のことを好きに違いない」て思ってるもん。

そーじゃなくて、

ここに間違いないって思ってた。

 

ありゃ?

どこだろ?

ナビで探してぐるぐるぐる。行けども行けども近づけない見当たらない。

あり?

トコット降りて歩いて探す。

なぁーんだ。

路面じゃなくて建物の中に入ってるのね。

確かに手前にセブンある。

 

 

「今日、先生は他の病院で診察していまして」

 

あじゃ。

・・そですか。

明日の朝来ます。

 

 

今日。

一番で行った。

丁寧な問診と整形でやった血液検査の結果を見ながら、

 

「リウマチであれ膠原病であれ」

「発症するひと月前辺りからここの数値がドーンと上がるんだよね」

「それもないし、この数値なんか0,00でしょ」

「こーれねぇ・・」

 

「身体の使い過ぎ」

 

あじゃ。

 

「強烈な筋肉痛って言うか過度の疲労」

「どうする?もう一回うちで血液検査とかする?」

 

いべ。

結構です。

 

「リウマチでも膠原病でもないと思うよ」

「だって身体の中どっこも悪くないって数値だもん」

 

ありがとござます。

安心しました。

 

「マッサージとかお風呂で温めて揉むとか」

「相当キツい仕事してるわけだからね」

「そこ考えてあげないと」

 

 

 

よっしゃーっ

結論出たぜぃ。

良いスポーツ整体を探せばいいのか。

んー・・・水戸にしか心当たりがない。