島根旅行2019 ~その7~ | 病気だけど元気です(・ω・)ノ

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気管支喘息、慢性膵炎、白内障と共存中。

3日目。

今回の旅行のメインイベント、ホーランエンヤの渡御祭です。

 

このホーランエンヤというお祭りですが、松江で10年に1度開かれる城山稲荷神社の式年祭で、日本3大船神事の1つです。

松江城敷地内にある城山稲荷神社からおよそ10キロ離れた阿太加夜(あだかや)神社までご神体を船で運び、9日間に渡って五穀豊穣を祈る祭礼が行われます。

その神様が乗った船をお守りし道中神様が退屈しないようお供するのが櫂伝馬船をはじめとする船団です。

 

今日がその初日、渡御祭なのですが、10年ぶりということで大変な盛り上がりぶりです。

なにせ今回を見逃すと次は10年後ですからね滝汗

 

私は観覧する場所を予約してあるので、それまで櫂伝馬船団の集合地である白潟公園にやってきました。

 

 

早速、いらっしゃいましたラブ

大井地区の采振(ざいふり)を務める方たちです。

船団は5つの地区からなっており、馬潟(まかた)・矢田・大井・福富・大海崎(おおみざき)の各地区の男性だけが船に乗ることが出来ます。

その中でも花形と言えば、船の後ろで踊るこの采振さんと、船首で踊る剣櫂(けんがい)さん照れ

 

 

おそらく矢田地区の剣櫂さんと采振さんですね。

矢田地区は地区の人口が減ってしまって、今回地区外の方が伝承人として参加してくださっているそうです。

 

 

馬潟地区の剣櫂さんトリオ。中学生だそうです。凛々しいですねぇお願い

 

 

テレビ局も来てましたよ。

 

 

五大地すべての船が勢ぞろいしたところが見られるのは出発地ならでは。

カラフルでものすごくきれいですラブ

 

 

大海崎の剣櫂さん。黒がきりっと引き締めてくれます。

やがてお清め船が来てお祓いをしてもらい、次々と出発。

すべての船団が出るのを見送って、予約したお店に移動しました。

 

 

 

観覧する場所はこちら。レストランリバービューさん。

櫂伝馬船が踊りを披露する大橋川の川沿いにあるので、テラス席から座って見ることが出来るのです。

 

 

食事つきでした。普通の人にはごちそうなんだけど、膵炎もちにはちょっときついメニュー・・・

それでも揚げ物とパテだかテリーヌだか以外は食べましたが、限界ですショボーン

お店の方、ごめんなさいショボーン

 

 

福富の船団がやってきました。

向かいの観覧席も満席、橋の上も人が鈴なりです。

この日は14万人の人出だったとかポーン

 

 

 

大海崎の采振さん。男性なのにものすごくしなやかに踊られています。

 

 

神様の乗った船が嵐にあったときに馬潟の漁師が助けたことから五大地の中で最初に船団に参加しており、船体にも「い一(いのいち)まかた」と書かれています。

地区の名前が書かれたのぼりも馬潟だけが高貴な色とされる紫を使うことを許されているそうです。

 

この後船団は大橋川から中海に出て阿太加夜神社に向かいます。

私はここで船を見送って次の場所へ移動します。

しかしさすが10年に1度の日本最大級の船神事でしたお願い

テレビでも特集が組まれていたのですが、半年も前から1日に4時間も練習したりして臨んでおられて素晴らしいお祭りでした。

中には前回(10年前)の剣櫂さんや采振さんが師匠会という歴代の先輩たちに認められて初めて今回の担当者を指導することが出来るシステムを取っている地区もあり、今回の方々が立派に勤めあげて初めて自分たちの役割が終わると言っておられたのがすごく印象的でした。

 

早くも次のホーランエンヤも見たいなあと思うものの、10年に1度だからこそ良いんだよな~とも思うのでした。

人口減少の問題などもあるでしょうが、伝承人など参加したい人の手を借りるなどして続けて行ってほしいものです。

絶対10年後も見に行くぞっ爆笑