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「頼久さん・・・。あの・・・」
口付けを交わしながら、少女の手が遠慮がちに頼久の腹部にのびる。
頼久が少し驚いた顔をすると、少女は赤くなった顔をさらに赤くしてもじもじと訴える。
「あのね・・・私・・・・頼久さんに良くなって欲しいの・・・。」
かすかに、頼久の喉が鳴る。
「なんでも言って。私・・・・。」
「しかし・・・・。」
頼久が言いよどむ。
「頼久さんの言うこと聞きますから・・・。」
少女の手が、頼久の硬く立ち上がったそこに触れる。
「神子・・・・どの・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
私は、思い切って頼久さんの足の間に跪いた。
私、すごく大胆なことをしてる。恥ずかしい!
でも!でも・・・。
「その・・・・。頑張りますから。」
少女の柔らかな手がそこに添えられる。
ごくりと息を飲むと、頼久がためらいがちにそっと前を開く。
「・・・・・・・・・・!!!」
目の前に現れたものに、少女の目が驚いたように見開かれる。
触れると、硬くて熱い。手の中に握ってみると熱く脈打っているのが手に伝わる。
「ン・・・・。」
思い切ったように少しずつ舌を這わせる。
「・・・・・・・っ!」
浮き上がる血管に沿って、唇でなぞり口に含む。拙い様子に情欲が煽られて、ますます硬くなる。
「ん・・ふ・・・ぁ・・」
どんどん大きくなるそれに、必死についていこうと夢中で口に含む。
「神子ど・・・の・・・っっ・・・!」
いつも冷静な頼久の息が荒くなる。あの下卑た男達のものとは全く違う。
嫌悪と恐怖しか感じなかったのに、その相手が頼久というだけで少女の身体も熱くなる。
「頼久さん・・・・。教えて。わたし頑張るから・・・。」
懸命に舐め上げながら訴える。吐息が幹にかかり、唾液が伝う。
「・・・・・・・・っ」
そろりと少女の頭に手を添えると導くように動かす。
「頼久さん・・・・すき。だいすき・・・・。」
うわ言のようにつぶやきながら、頼久の手の動きに合わせて懸命に愛撫する。
くわえては離し、再び喉元まで含む。
なに・・・・・?熱い・・・・。私どうしちゃったの!?体が熱い・・・!
「ぁ・・・・ん!!」
驚いて頼久のものが口から外れる。
「あ!頼・・・」
跪く少女の後ろに手を伸ばし、探る。
「ひゃ!だめ!今だめぇ・・・!!」
頼久の指先に、とろりとした液体が触れる。先程の頼久の唾液でないことは明らかだった。
「ん・・・!!」
「神子殿・・・。こんなに・・・。」
あふれる蜜を指で絡めるように弄ぶ。
「い・・・言わないで!やぁ・・・!ダメ・・・!」
頼久の足の間に顔を埋めながら恥じらい、指から逃れようと腰を振る。その様がさらに頼久を煽る。
続。
「神子殿・・・。お慕いしております。貴女をこの手に得られるのなら今この場で斬り殺されてもかまわない・・・!」
「・・・・・・・・・・・・・・!!!」
「・・・・・・も。」
少女が頼久の上衣をぎゅっと握り締め、すがりつく。
「私も!私も・・・貴方がだいすき・・・・!」
「!」
頼久の少女を抱きしめる腕に力がこもり、少女を見つめる瞳に熱が宿る。
「頼、久さん・・・。」
「なりません・・・。神子殿にそのようなことを言われたら・・私は・・・抑えがきかなくなってしまう・・・・!」
「・・・・いいの。」
少女の瞳が切なく揺れる。
「頼久さんなら・・・・いいの。」
初めは怖くて一日も早く元の世界に帰りたかった。
でも、今は違う。
もし・・・・。元の世界に帰る時が来てしまったらどうしようかと思うの。
もし、その時に帰れるかどうかを私が選べるのなら。
私は・・・・きっと・・・・帰らない。
選べずに戻ってしまったら・・・私はきっと探す。頼久さんのそばに帰れる方法を探すわ。
そして、帰るの。ここに。頼久さんのそばに・・・。
神子殿は異世界の住人。
あとどのくらいの時の猶予があるのだろう。
この腕の中から、この人がいなくなる。そんな時が来るのだろうか。
そうなったら私は気がふれてしまうだろう。
もし・・・・神子殿が私の前から居なくなることがあったなら、私はその時こそ自分すらも投げ捨てて追う。
地位も名誉も、仲間も・・・・。何も要らない。
私のこの血は神子殿のために流れ、生命は神子殿のために息吹く。
私の全ては・・・・・。
揺れる少女のまぶたに口付けを落とす。ひとつ。
朱にそまる頬に口付けを落とす。ふたつ。
柔らかな唇に口付ける。みっつ。
「ふふ・・・・。くすぐったい。」
「神子殿・・・。」
頼久は、少女を片腕に抱きながら少し身体を起こすと羽織のベルトに手をかける。
ためらいなどないように、ベルトが外れ羽織を腕から抜く。
その様子を、口付けを受けながらぼんやりと見つめる少女の甘さを宿した瞳。
単のみになり、上衣の合わせ紐をほどくとシュ・・・と衣擦れの音がして、頼久の上衣が肌蹴る。
「ぁ・・・・・。」
肌蹴たところから、頼久の体が部屋に差し込む月の灯りに浮かび上がる。
頼久はそのまま上衣を脱ぎ捨てた。
「ん・・・」
抱きしめられると、お互いの体温が直に伝わる。少女は少し不思議そうに頼久の身体に触れる。
「どうかしましたか・・?」
確かめるように、頼久の肌に触れる。
「ご、ごめんなさい。その、初めて・・・見たから・・・。男の人のからだ・・・。」
「めずらしいですか?」
「ひゃっ・・・!」
くすっと頼久が笑い、そのまま少女を軽々と抱え上げて自分の膝に乗せる。
「あ・・・の・・・。大きいんですね・・・。」
少し、ためらいがちに頼久の肩や腕、胸に触れる。
「神子殿は小さいですね。」
頼久がくすくすと笑う。
「こうして膝に乗せていても、子犬を抱いているようです。」
「そんな!」
少しふくれて見せる少女に優しく、何度目かの口付け。
「この身体も貴女のために。」
続
私は、頼久さんの顔をまっすぐ見た。
その瞳・・・・!私だけが知っている。
いつもは鋭くて・・・・どこか悲しそうな頼久さんの瞳。
でも、その目が時々ゆらっと優しく揺れるの。その瞬間はきっと私だけしか知らない。
「頼久さんなら・・・いいの。」
私は、恥ずかしさに頼久さんの胸に顔をうずめてようやく言葉を紡ぐ。
「でも・・・。ごめんなさい。私・・・こういうこと知らないの・・・。だから・・・」
一言一言、慎重に言葉を選び出す。
心臓が口から飛び出そう!
「だから・・・。その・・・。面倒臭い・・・でしょう・・・?私なんてまだ子どもで頼久さんに全然追いつかない。
頼久さんは大人だから・・・。」
そう頼久さんは大人だから、絶対私みたいな子どもの相手なんか面倒くさいよ・・・。
私がもっともっと大人の女の人で色々な事を知っていたらいいのに!
そうしたらもっと・・・・。
でも、現実の私はまだまだ子どもで大人の女の人だなんて程遠いよ・・。
「つまらないなら、つまらないって言って!」
「・・・・・・ふっ」
「え?」
不思議に思っていると、頼久さんが肩を震わせて笑い出した。
「み、神子殿・・・・、す、すみません・・・くっ」
「・・・・・・・!?」
頼久さんがこんなに笑うなんて・・・・!
「よ、頼久さん・・・!だって私・・・・!!こんなにみっともないのに!」
頼久さんは、私を抱きしめたまま肩越しにまだ笑っている。
「ひどい・・・・・!」
私がふくれると、ふと頼久さんの笑い声が止んで顔を上げて私を見つめる。
「神子殿。無様などではありません。」
「でも・・・・。」
「私の方がよほど無様なのですよ。」
「どうして?そんなこと・・・・」
頼久は少し自嘲気味に笑うと、少女の足の間にある己の腰を密着させる。
「神子殿。わかりますか・・・?」
「あ・・・・・・!」
そこに、堅いものを感じ、少女は顔を赤く染める。
こ・・・これって・・・!これって・・・・!頼久さん・・・・!?
薄い知識を総動員して私はうろたえた。
「あ・・・の・・・。頼久さん・・・。」
「私は・・貴女以外の女子と閨を共にしたこともございます。しかし、神子殿。貴女のように・・・お恥ずかしいですが、貴女に触れるだけで私は・・・・」
少し顔を朱く染めて、頼久は神子を見下ろす。
頼久は、少女の顔を見ながら一人ごちる。
そう、私の方が無様なのだ・・・・。
この人に触れる。口づける。
たったそれだけなのに、全身の血が沸き立つ。
心が・・・・乱れる。
こんなことは今までなかった。何かに、誰かに心を乱されるなど。
ましてや心を奪われるなど。
何故、「唯一」が出来てしまったのだろう。
何故、この胸は甘い痛みを感じるようになったのだろう。
「唯一」など作らなければ乱されることも、痛みを感じることもなかっただろう。
心も身体も。全てをなげうって手にした「唯一」。
後悔などしない。振り向きもしない。
それほどに、この手にした「唯一」は私にとってなくてはならないただひとつ。
続。
やっと、この手に少女を抱くことが叶う。その喜びは総身を震わせた。
「よ、頼久さん・・・はずかしぃ・・・。」
顔を真っ赤にしている少女が愛しくてたまらない。
「ひぁっ!!」
おもむろに頼久の舌が外気に晒されたそこに触れる。
や・・・・やだ・・・。変な声でちゃった・・・・!?どうしよう!
こんなの初めてだしわからないよ!
私は、ドキドキと鳴る心臓についていけないでいた。
「あぅっ・・・・!!!」
頼久の舌が生き物のように動き、未開拓のそこを刺激する。
丁寧に慈しむように舐め上げ、愛撫を施す。
「より・・ひ・・さ・・・さ・・・!まってぇ・・・・・!!」
「神子殿・・・・」
ねっとりと濡らしていく。
頼久が指で慎重に少女の花を開くとそこは濡れて震えていた。
「神子殿。お顔をお見せください。」
真っ赤になった顔を手で隠して、されるがままの少女にやさしく声をかける。
「や・・・いやです・・・。」
手の中から、消え入るような声がする。
少女の手をつかみその手をそっとどけると、大きな目に涙をいっぱいためた少女の顔。
くすりと頼久が笑うと、少女は更に顔を赤くする。
「私が怖いですか?」
少女はふるふると首を横に振る。
「・・・・ちがいます。違うの・・・・。」
頼久の腰が足の間にあるので足を閉じることも出来ず、少女はもじもじと訴えた。
どうしよう、どうしよう!
私、変なことばっかり言って・・・・!!頼久さん、絶対あきれてる!
面倒くさいとか思われたりしてるかも・・・!
頼久さんの顔がまともに見れない。恥ずかしいだけじゃなくてどう思われてるのか・・・怖い!
私は、思わずぎゅっと目を閉じる。その瞬間、大きな手が頬に触れたのがわかった。
「神子殿・・・。目を開けてください。」
優しい声がする。いつもの頼久さんの声・・・。
私は、こわごわ目を開けてみた。
「神子殿。」
そこには、私だけが知ってる頼久さんの顔があった。
穏やかな笑み。
迷う私を待っていてくれる。いつだって、そう。泣いているときも、困っているときも、怖いときも・・・。
私をやさしくつつんでくれるの。
この人がこんな風に笑うのも、どんなにか優しいのも・・・。私だけがしってる。
わたし・・・この人が・・・・好き・・・・・。
私は、頼久さんの首に腕をまわす。そのままぎゅっとすると、頼久さんの匂いがして・・・・。
「ごめんなさい・・・・」
大きな手で、やさしく私の髪をなでてくれる。
「神子殿・・・。ご無理はなさらないでください。」
私は、首を横にふって意思表示をする。
「ちがうの・・・そうじゃないの!」
私は、思い切って、でも慎重に言葉を選び出した。
4に続く。
