つまり「入る」って… | BassOnTop尼崎店のブログ

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こんにちは。岩清水です。
前回のエントリー「入る」という感覚がとても興味深かったので
ドヤ顔で僕の豆知識をひけらかそうと思います(笑)

この「入る」という感覚のことをフロー体験と言います。

このフロー体験は音楽の場のみではなく、スポーツでも起こりえる現象で、
音楽でなら、
音楽との一体感を覚えたり、
演奏中に、まるで自分が即時的に自分が音楽を作り出しているような感覚
あるいは自分の意思で身体が動くのではなく、音楽によって身体が勝手に動くような
以上のような感覚になるそうです。

たまたま私が読んだ本で、あるクラリネット奏者がその体験のことを
「聴衆から魂のようなものが自分に向かって集ってきてひとつになり、またそれが聴衆へ帰っていく」
というように表現していました。

また、このフロー体験は演奏者だけではなく聴取する側にも起こるとされています。

ある体験談のひとつに
クラシックのコンサートを聴いて、あまりの圧倒的な音楽に我を忘れ没入し、恐怖すら感じた。
というようなものがあります。
この体験者は気付くとコンサートは終わっていて、時間があっという間だった。とも述べていました。


かなり極端な例を挙げてきましたが、
これに近い感覚を感じたことがある人は割りと多いと思います。

僕も音楽を聴いている時にその音楽が周囲の環境音を溶け込んで
すごく気持ちよかった思い出があります。
それも今思うとフローに「入って」いたのではないかと思います。

そしてここから肝心な話をひとつ。
このフロー体験をする、つまり「入る」ためのヒント

正直いいますと、これを体験するための確固たる手段なんてものはありません。
ですが、
ある行為が「自己目的的」であるとフロー体験しやすいのだとか…

例えば音楽のライブをする時には、
間違えずに演奏しよう!とか
お客さんを楽しませよう!とか
良いライブをしよう!とか
具体的か抽象的か問わず、なにかしら目標、意気込みをもって臨んでいると思います。

そのこと自体は良いことですが、ライブに没頭するとそういった今まで意識していたことは忘れ、
ただその瞬間、演奏そのものが楽しく、それだけに集中することがあります。
あるいはもはや、楽しいという感覚すら凌駕した感覚かもしれません。
このように、行為そのものが目的となることが自己目的的な状態です。

言いかえるならば忘我の境地とも言えそうなこの状態がフロー体験を引き起こしやすい状態だそうです。


色々とややこしい言葉を使ってややこしく説明しましたが、要約するならば
「没頭せよ。」ってことなんです。

しかも意味がわかると割と当たり前なことを言ってるのですが、
まぁ学問なんてそんなもんです。

さて、
いかがでしたでしょうか。文字ばっかりですが、僕のかしこアピールにはなったかと思います(ドヤ顔

もちろんこのフロー体験、練習中に体験することも大いにありますので(意外とそのほうが多いかも)
是非是非、スタジオで、快適な環境で、練習に没頭してフロー体験入っちゃいましょう!

お待ちしております!(締めはいつも通り営業文句)