この前書いたモラハラの命式。



この命式は火土(丙と己)が強い命式です。ふと、梅川先生の本で「丙は十干の中でもその気性は激しく猛烈」と書かれていたのを思い出しました。

丙の悪い面が出た極端な例が、上の記事のモラハラでしょうね。火土同根の原理で火と土は密接な関係にあります。日干が戊己で丙が強い場合、戊己は丙と同化してほぼ丙と同じような性質に変化するのではないかと考えています。これは丁でも言えることですが、陽干である丙のほうがよりパワーと影響力が強そうです。


そういえばこのモラ男さん、すごくケチだとも書かれてたのを思い出しました。これも命式そのままだな。この己は水(財)が欲しいので、財に対する執着が強いと思われます。男命だと財は女性も意味するので、妻に対する当たりが強くても自分から離れることはないのでは。


実際このモラの妻は付き合ってるときに別れを切り出したことがあるそうですが、彼は「悪いところは直す努力をする」と引き止めたそう。

でも結局同じことの繰返しで現在に至る、みたいな感じのようです。


妻は辛の身旺と思われますが、モラは丙が強い己なので干合に近い関係になってるのでは?どちらも強いので引っ張り合いのような関係かな?

そうなるとなかなか離れられないのでズルズル引きのばしてるのもまあ納得です。相性って難しいですね。