息子が救急車に乗って思った事・・・ | BOSS日記

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(有)岡野自動車商会会長のブログ

 月に2回位はブログを書こうと思ってるのに、難しい。
 下書きにこんな事を書いていたのですが、 非難必須なのかなぁと思いつつ、UPします。
 本音だからしょうがないですよね。。

 今日息子が脚立の上から落下して、骨折した。 僕は見ていないが、折れた骨が皮膚から飛び
出していたそうだ。救急車で運ばれたが、どこも受け入れてくれる病院が無く、テレビで問題に
なっているたらい回しの状態だったらしい・・・
 なんせ息子の手首から骨が飛び出しているのだから、妻のパニクリ様といったら酷い物だった。
 最後は伊勢病院さんの柔軟な対応で、見てもらって手術し、数日入院で済むらしい。。

 僕は救急車に乗るとこだけ見て、仕事に戻ってパニックの嫁の電話を聞いて、伊勢病院の段取
りを付けたのだが、その時考えたのは、きっと息子が大量に出血していたり、早急な処置を要
する状態でも、あまり病院の対応は変わらないのではないか? という事だ。別に病院が怠慢な
訳ではない。つまり医療体制の崩壊というやつを実感した訳だ!皆一生懸命で、手がいっぱい
なのだ!
 まぁ失血しそうなら、見てくれたかな? どっちかと言うと、手の骨折位順番待てよ。って感じな
のかも知れないが・・・

 上手く表現できないが、僕は息子がたらい回しにされて怒っている嫁と違い、「まぁしゃあない
か」 と思ってしまった自分に多少違和感があり、ちょっと書き記してみた。
 日本の経済が良かった頃は、「便利」や「安全」の為に、道路や建物を作り、安全性を大義に
曲がった道路を直線にし、さらに道幅を広げ、ヒビが入ったと言っては修繕してきた訳ですよね
 でも直すお金が無かったら、道に穴ぼこがあったり、ガードレールが無くて落ちて死んでもし
ょうがない。と僕は思う訳です。もうそもそも本当は、道路の修繕なんて余裕はないんじゃないか
?医療体制を充実させる予算も無くてもしょうがないか?もう「万が一」とか「安全の為」って
何物にも代えられない訳ではないと僕は思ってます。無い袖はふれないんですよね。
 お金が無かったら、助かる命も助からなくてもしょうがない。そういう国に生まれたと思って
諦めなきゃダメなのじゃないでしょうかねぇ。。僕はそんな風に思います。不謹慎でしょうか?

 もちろん、道路直す位なら、医療体制を整えた方がいいと思いますが、まぁ立場が違えば意見
も違うでしょう。そんな事じゃなくて、道路の穴も、救急患者の受け入れ態勢も、同じ事だと思い
ます。限られた予算の割合を変える為に、それぞれの立場の人が訴える事は必要です。でも、
 今まで当然だった権利が崩壊している認識が必要と思います。


 予算が1500万円で家を立てる時に、震度8まで耐える3000万円の家と震度6までの1500
万円の家があったら、安全性には変えられない!って3000万の方買いますか? 将来ガン
になった時に最新医療で治したいからって、返せるあての無い借金して保険料払いますか?
 僕たちは「日本」という家庭に生まれた子供達です。お金が無い家庭に生まれたらリスクの
割合は増えて当然なのです。親が過去に失敗した借金のせいで、様々なリスクが増えて当然
です。中学出たら働けと言われてもしょうがないんじゃないですか? 家出する権利もあります
が。
 僕は、これからの日本は安全性を売って出費を減らす方に行くのが健全と思ってます。
 その為に道路に出来た穴に落ちて怪我しても、救急車でたらい回しになってもしょうがない
のかなぁ って思った訳です。。。

もちろん何かに使うのだったら、コンクリートより人に使って欲しいですけど。
中卒で働かされても、この親の為なら・・って思えれば幸せなんですけどねぇ