「尋常小学校 教科書 修身書」 | bossclubブログ

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昨日、千房の中井政嗣社長の講演を聞きました。

「尋常小学校 教科書 修身書」 の1年生3年生のものを読み上げられました



この本は尋常小学での生きた道徳を学ぶ為の教科書でした。

教科書の内容を一部紹介します。

「尋常小学校修身書」
だいニ おかあさん
おたけ の おとうと が よなか に、 なきだしました。
おかあさん は、 だきあげて、 いろいろと、 なぐさめています。
おかあさん の ごおん を わすれて は なりません。

だい三 おとうさん
おたけ が かわいそうな こ を みています。
この こ には、 おとうさん が ありません。
おとうさん の ごおん を わすれて は なりません。

だい十 しょうじき
しょうじきな でっち が、たんもの に、きず の ある のを、
おきゃく に しらせて います。
この こ は、 おとな に なって から、りっぱな あきんど に なりました。

だい十四 ひとのあやまち
こたろう が、ぶんきち の まり を なくして、わびました。
ぶんきち は、「あやまち は しかた が ない。」と いって、 とがめませんでした。
ひと の あやまち は ゆるさね ば なりません。

だい二十六 ひとにめいわくをかけるな
この こ が、 みちばた に、ごみ を すてよう と するのを、 おとうさん が とめています。
せけん の ひと に めいわく を かけて は なりません。

戦前当時の小学校1年生の内容です。
現在の教科書と比較して見てその内容はいかがなものでしょうか。

一番初めは おやこ という題材です。
まずは親子の情愛から始まっています。
家族を大事にする事を一番重要視しているからだと思います。

この当たり前の事が出来なくなってきている今、この「修身書」の全ての内容ではありませんが、子供達に読んで聞かせて上げる事をお勧めします。
これは子供達の生きた教育にもなり、「人の道」=「道徳・道義」の基礎を身に着けるものだと思います。

大人の皆さんも一度、素直な気持ちでこの本を読んでみてはいかがでしょうか。
忘れていたものを思い出せるかもしれません。