浴衣デート未だ叶わず(浴衣的約会尚未実現) | サウダージ吟遊記(在米)

サウダージ吟遊記(在米)

在米ボサノビスタのサウダージな日々を書き留めます

あぁ、日本で過ごした期間、その最大の後悔、それは浴衣デートが出来なかったこと。そして青春が過ぎてオッサンになってしまったこと!今じゃだれも浴衣デートしてくれる人がいないこと、ていうか若い時もいなかったけど、しかもアメリカに来てしまったのだからもはや不可能。日系コミュニティの大きいカリフォルニア州じゃないかぎり。しかし私はもともとカリフォルニア州に住んでいたのだが、家賃があまりにも高いので、週60時間も働いて、残業までもして稼いだ血と汗と努力の結晶である給料のほとんどが家賃に消えるという、ただ家主、大家、または住宅を買い上げている機関投資家を儲けさせるためだけに奴隷のように働いているという、そう、かつてアメリカ建国当時の昔に年季奉公人という借金を返すためにアメリカに売り飛ばされたヨーロッパの白人奴隷がいたが、実は年季(十二ヶ月間)の賃貸契約という借金の重圧、その買掛金、つまり借金を十二ヶ月に渡って分割払いして返済するという借金地獄、それが現代の年季奉公人なのだ。しかも昔の年季奉公人と違ってある期間で満期になったら自由の身になるのではなく、毎回リース(賃貸契約)が値上がりと共に更新され、さらに重圧が増して行くという蟻地獄。だから、私はある時点で全てがバカらしくなって「俺、これマジでジジイになってリタイアするまでやり続けるのか?」と思い詰まって、そして他の州のもっと生活水準の低い生活コストの安い中西部に引っ越すしかなかったのだ。だからアメリカでも中西部の白人の大多数が占める田舎では浴衣デートは叶わぬだろう。そもそも日系文化がないので、ロスアンジェレスのようなチャンネル18のようなアジア系チャンネルの地方局すらないし。あぁ、だからネットで日本を番組を見るたびに、特に夏の特番、アニメなんかで浴衣を着てる女の子と手を繋いでデートしてる姿を見ると「あぁぁぁあぁああああ!!!」と悲鳴を上げるしかないのだ。しかも私はだれも友達がいないので、たぶん自閉症スペクトラムか境界知能だと思うのだが、だからコミュニケーション疎通に誤解が生じて友達が出来にくいのだが、いわゆるコミュ障なのだが、もちろん一般のアメリカ人みたいに英語が流暢に話せないってハンディもあるけど、心理テストを受けるだけでも2000ドルから5000ドルもかかるし、未成年であれば政府の補助金のオプションもあるだろうが、私はもう中年なので、だからどこのチャリティーの手助けすらも得られない。ある知り合いはADHDの診断を受けただけで保険が適応されたにもかかわらず5000ドルかかったという。「これは詐欺だろ!」と思った。しかも自閉症はスペクトラムだし、人によって違うというのがまた詐欺的手法で、どんどんあれもこれも新しい精神病をでっち上げては金儲けしてる資本主義の亡者にしか聞こえない。だから私は絶対に精神科の医者にはかからないのだ。詐欺だから。というか状況からして詐欺としか考えられないだろう。普通だったら数百ドルぐらいで済む話だろ。数千ドルって、こんなインチキあるだろうか?常識からしておかしいだろ?アメリカの金儲け主義はモラルのへったくりもない。だから私が自閉症なのか境界知能なのかもわからない。オンラインで自己テスト受けたことがあったが、「自閉症的傾向があります」だけで正式な診断ではないので、私が自閉症だとは断定できないのだ。でも事実コミュニケーションが苦手で友達が一人もいないのは事実だ。よって私はアメリカで孤独だ。独居中年だ。いや、中年乞食か?だからSNSで恋愛動画ばっか見て「あぁぁ」とどうしょうもない気持ちになってサウダーヂにふけるのだ。そして、その気持ちをダイレクトにボサノバの曲で表現するのだ。それが私なりのプロレタリアートのボサノビスタとしての作曲活動だ。たけど、だれも「いいね!」してくれないし、再生回数は全然だし、良くて二桁じゃないの?これでマネタイズできるわけもなく、今日もスマホで地図アプリでスープキッチン(炊き出し)を探すことに奔走するのだ。ここコロナ危機が終わったあたりから政府援助(家賃モラトリアム、給付金、失業手当、子供手当、などなど)がどんどん打ち切りになったので、バイデン政権が「失業率5%以下でも完全雇用達成なのに歴史的に最も低い失業率3.5%!もっとも雇用を創出した大統領、FDR(フランクリン・ルーズベルト)大統領以来の快挙!」とプロパガンダをぶちまけてコロナ特別対策援助を打ち切ったので、路頭に迷う家族が一気に増えた。つまりバイデン政権の財政赤字減少(財政黒字化)目標は裏返せば貧困家族を見捨てる政策だ。実際のアメリカの家族は、その4割近くはインフレの悪影響から来る家賃を賄うために食事を抜いて切り詰めるという最悪の状況だし、市街地に住んでる貧困家族は地元の炊き出しだと数時間以上列に並ぶ羽目になるので、その光景は大恐慌としか思えないほど、政権は「ダウ証券市場の最高値更新、空前の好景気、歴史的経済繁栄」と豪語してるけど、もっと田舎の小さな隣町まで運転して、人だかりの少ない炊き出しまで行って食費を切り詰めてまでして家賃を払っている状況だ。だから、私の境遇よりも遥かに劣悪なアメリカの家族が40%近くもアメリカで生活しているのであり、それが世界1のアメリカ資本主義システムの現実なのだ。だから私にはバイデン再選は考えられない、トランプが大統領に返り咲いてアメリカが独裁国家になってしまうんじゃないかと極度に恐れているのだ。そんな状況の中で現実逃避ってわけじゃないけど私はSNSの恋愛動画を見て、特にアニメか学生サークルが作った低予算の恋愛ショートドラマ、それで浴衣デートを見た瞬間に胸がキュンキュンしてしまうという、アメリカの田舎でアジア系のオッサンがスマホを凝視してニヤニヤしている姿ほど背筋が寒くなるキモい光景はないのだが、それはまさしくサウダーヂなのだが、だから作曲するしか逃げ道がないのだが、それにしても浴衣姿、あぁ、夏の季節は浴衣、女の子が一番可愛くなる季節だよ!日本人も可愛いけどアメリカ人の浴衣姿も萌えるよなー、あぁ、特にラテン系女子の浴衣姿なんか死ぬほどセクシーなんじゃないか!とにかく浴衣は女の子の可愛さをもろに引き出す魔法の衣装、コスチューム、いや、もはや人類最高のアート作品だろ!浴衣姿の女の子ほど可愛いものはこの世にあるだろうか!そして夜の花火大会で手を繋いで一緒に「たまや〜」て花火に向かって叫んで、青春を謳歌したい!!!しかし、私は既にオッサン。もう若くない。あぁ、どうしても若返りたい。既に21世紀であるにもかかわらず若返りの医療が未だに開発されてない今、頼れるのは神仏しかない。困ったときの神頼み!そしてアメリカの事実上の宗教はキリスト教、その土着宗教にしたがって神頼みをしようではないか!この異国の地アメリカでいつも思い出すサウダーヂが浴衣の季節だ。花火と浴衣。夏祭り。お盆!神社やお寺の境内の夏祭りの催し物!日本で唯一の後悔、それは浴衣デート!

あぁ、主よ、私に浴衣デートを。私に浴衣デートのチャンスを!アーメン!「主よ、人の望みよ!」というバッハの曲があるが、それをモジって「主よ、小生の悲願である浴衣デートを叶え給え!」というタイトルのボサノバソングを精魂込めて、全身全霊を以て書いた。だからこれもゴスペル、いわゆるクリスチャンソングだ、もちろんジャンルはボサノバだけど。つまりゴスペルとボサノバの融合だ。それが私のサウダーヂだ!私の魂だ!私はボサノバ・ソウルマンだ!