結婚したい… | サウダージ吟遊記(在米)

サウダージ吟遊記(在米)

在米ボサノビスタのサウダージな日々を書き留めます

私には結婚の「け」の文字さえ、結婚に近い立場に置かれたことはないかった。それほどまでに結婚というのは遠い存在、遥かに遠い概念、まるで宇宙の果てにさえあるような気がした。しかし、私の周りは、学生時代に知り合いだった旧友はみんなどんどんと妻を娶って結婚していった。私だけ取り残されたような気分になってとても焦ったが、後のお祭り。その一人だけ取り残された寂しいルーザー的感覚が一番モロに過敏になったのが、フェイスブックのフィードで旧友が家庭を築いて子供と一緒にアンパンマンミュージアムやジブリ博物館に行っている写真を投稿してるのが上がってくる時、それが毎回耐えられなくて、それでPTSDになる前にフェイスブックを退会してしまった。しかし、一緒にパーティーしてふざけていた奴がちゃんとお嫁さんになる人がいたという事実が驚異的でさらに奇跡だ。それだけ女性に所帯を一緒に持つという信用を得ていたということだ。私から見たら無責任なふざけた奴らだったのに。いつの間にそんな信用力をつけたんだろうか?私は結婚どころか、婚約したこともないし、さらには結婚前提でのお付き合いすらしたことがなかった。というかできなかった。それだけの信用がなかったのだ、仕事も境界知能のためか、ずっと怒られまくって職場で信用を築けなかったし、さらに役に立てなくて周りの同僚に迷惑かける自分に耐えられなくてやめざるを得なかったし、そして今や中年となり、適齢期はいつの間にか過ぎてしまった。いつか時期が来れば結婚できるとすら考えていたが、しかし時間は過ぎれば過ぎるほど老化してしまうという現実にひどく落ち込んだ。「いつかこんな俺でも時期が来れば必ずお嫁さんができる!いつかモテ期到来」なんて考えてたらモテ期どころか、もう2度と青春を経験できないのだから。なんで人類は老化しなきゃいけないんだ。そんな悲しいことがあるか!若返りの薬が開発されない限り。しかしもう既に21世紀、そのような新薬はとっくに開発済みなはずだろ?だってスマホも登場したんだし、AIまで登場して世の中をガラッと変えてるんだから。だから医療の分野でもイノベーションが起きて若返りか可能になってなきゃおかしいのだ。なんで医療だけこんな遅れてるんだ。とっくに不老の薬があってもいいはずだろ!あぁ、クリスマスは恋人の手を繋いで暖かい手で暖まりたいのに。バレンタインも恋人から、女の子からチョコもらいたいのに。夏は浴衣の季節、花火大会で手を繋いで「たまや〜」って一緒に叫びたいじゃない?しかし、それらを経験せずに青春を失ってしまった。特に浴衣デートは心残りで、後悔の念に苛む。浴衣デートは人生で一度もしたことないし、とくに浴衣デートは日本独自の和風ならではのデートスタイルなので、日本でこれを経験できずにオッサンになってしまったことは不幸でしかない、というかサウダーヂすぎて死にそうだ。だから映画やドラマやアニメや漫画で夏祭りのシーンが出てきたら、特に浴衣を着たヒロインの姿に私は狂いそうになる。というか、発狂しそうになってメンタルヘルスがやばくなる。「あっぁぁぁぁぁああああああああ!!!!」ってどうしょうもない気持ちになってしまうのだ。このままだと完全にメンタルが崩壊して立ち直れなくなってしまう。というか、若さを失った次点で未来への希望というのはないんだけどな、ロマンスという自由恋愛を謳歌するという希望を。この苦しみ、2度と若返れない苦しみ、オッサンなんかと誰が浴衣姿で女の子が手を繋いで歩いてくれるだろうか?レンタル彼女は浴衣を着てくれるのか?度を超えたリクエストかな?でも、そもそもこの慢性的なインフレでレンタルなんかするお金もないし。だから私は近くのファーストフード店で、そこの若いバイトの可愛い女の子の笑顔で一時的に救われた気分になる、たとえサービスの作り笑いであっても、こんなアジア系のオッサンに笑顔を見せてくれるのだから、この一時的な幸福感、これに病みつきになってマクドやウェンディーズにあししげく通ってしまうという失態。だって私にスマイルしてくれる適齢期の子なんて存在しないんだし、現実世界では、だって私は既に適齢期を過ぎてるのだから、というか若い時もモテなかったけど、それでも希望はあったよ。チャンスがあると思ってた、下手な鉄砲じゃないけど。だって適齢期だったんだから。でも、今はもう希望すらない、特に異国の地アメリカでただのアジア系のオッサンが下手な鉄砲どころか若い子にアプローチしただけで通報されて豚箱にブチ込まれてしまうのだから。そう、それはいわゆる絶望だ。悲観主義が私を覆う。サウダーヂという悲嘆が。だから私はサウダージを昇華させるため、カタルシスとして曲を作るしかなかった。それがこのボサノバ曲!渾身の気持ちを込めて書いたので、是非聴いていただければなにより。表題はずばり「結婚したい…」。あまりにも直接すぎるかな?でもいいよ、アーティストは気持ちをストレートに表現することが使命、いや、天命なのだから!それがこのボサノバ曲、そして人生初めてのゴスペル(クリスチャンソング)を作曲した記念するべき曲!私の可能性を伸ばすようなゴスペルとボサノバの融合!それがこの曲だ!

 

だれか萌えスタイルの絵を描けるイラストレーターいないかな?そうすれば、この曲にイラストを載せて、そうすればすごい再生回数行くと思うんだとね。やっぱ、ビジュアルプレゼンも大事だからね、とくにこの動画SNS時代の昨今。というか、人間の知覚の半分以上が視覚刺激からであり、音は二の次だからな。だから可愛い萌え絵のイラストとコラボすればこのボサノバ曲は絶対百万回数視聴回数行くと思うんだよね。だからこの曲のイラストレーターを探してるのだ。自分で言うのもなんだが、私のボサノバは決して悪くないと思うんだよね。だから可愛いイラストさえコラボすれば、私のうだつが上がらない人生に転機が訪れるかもしれないと信じてるんだよね!だから、イラストレーターさんいたら私にコンタクトしてくだされ!