レコーディングが続きます。

今はバックトラックのレコーディングです。


先週末、イギリス音楽界でも屈指のあるミュージシャンにレコーディングに参加してもらいました。

詳細は企業秘密。

でも日本でもかなり有名なので、聞いたらびっくりするかも。

それよりも仕上がりにびっくりするかも。

わたくし、美しすぎて、涙がこぼれましたもの。


それと平行して、私は再び作詞に取り掛かっています。

Joao Donatoの弟・Lysias Enio氏の詞を、なんと日本語に訳すという作業です。

日本のお笑いのテレビで見たけど「甘~~い!」ってもう古い?でも本当にとろけそうなくらい、甘~~~い詞でメチャメチャテレながら翻訳中です。

この翻訳した歌詞がどうなるって?

うふふ、それも企業秘密だったりします。


昨日、どうしてメストリ が私のポルトガル語を聞くと受けるのかがわかりました。

私はBossa Novaからポルトガル語の発音を習得しているので「Dois」は「ドイシュ」、「Mais」「マイシュ」と、日本人である私が言うからです。

そのことがわかったので、昨日私はメストリに「Ela e Carioca」を、歌に入る前のカウントも「ウン、ドイシュ、トレシュ・・・」ってカウントしてアカペラで思い切りカリオカ・チックに歌ってあげたところ、大うけしてくれました。


こんなことで大うけしてくれるんだから、ブラジルでコメディアンでもやろうかしら(苦笑)

私の住まいのある州は、大富豪の住む地域として知られている。

ヒースロー空港からもさほど遠くないため、ハリウッドの人たちもイギリスの家を購入するところなのです。


で、そのうちの近所、ヒースロー空港がすごいことになっていた!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060811-00000005-yom-int

テロ摘発を受けて、ヒースローだけでなく、イギリス国内の空港も大混乱。


日本の皆さんは、さぞやイギリス人はパニクっている・・・と思う方もいるでしょう。

私はいつも思うのですが、イギリス人はさすが七つの海を支配しただけのことはある。こうしたテロがあっても、誰もパニックに陥らない、この冷静さは見習うべきかもしれません。

BBCのインタビューを見ていたら、これから飛行機に乗る家族連れのお母さんが

「テロ?全然怖くありません。私達は普通に家族で旅行をするだけです。」

と答えていました。


・・・そう、これなんです。


去年、ロンドンの地下鉄を狙った同時多発テロがありました。

その時も、イギリス人の多くは、テロがあったすぐ後でも、地下鉄を怖がることなくいつものように使っていたのには、びっくりした人も多かったようです。

「地下鉄がテロでやられたからって怖がって地下鉄に乗らなくなるのは、まさにテロリストの思う壺なんだ。僕らは何も怖くない。誰もパニックを起こさないし。テロがあっても普通に生活をしている。この精神を、テロリストに見せ付けてやるんだ。」

あの同時テロの時、テレビのインタビューに答えていたイギリス人がいつまでも私の中の記憶として残った。


日本の地下鉄や成田空港で同じことが起こったら、きっと海外旅行を取りやめる人、出張すら行かない会社も多数。

ニュースやワイドショーの情報にあおられて、起こりもしなかったテロにみんなおびえると思う。


私は家族でイギリスに引っ越してから6年。独身の時、1人でここに留学した時期もあわせると、かれこれ10年近く、イギリスに住んでいる。その中で、私は何度となくこうしたテロに遭遇している。

IRAのテロが激しかったころも、小規模の爆破テロもあったし、9月11日のテロのときもロンドンにいた。

こうした日々を過ごしてきて、私は日本人の中では随分、テロに慣れているほうだと思う。


アメリカ・9月11日のテロの後、次はロンドンだと噂がささやかれていた。

その時に日本人の間で「ハロッズのレジで小銭がなくて困っているアラブ系の人を助けたら、御礼に「○日にロンドンでテロがある。あなたは私を助けてくれたので、極秘情報だけど教えてあげる。その日はロンドンにいないほうがいい」と言われた」という噂が、あっというまに広まったことがあった。

よくありがちな、友達の友達から聞いたとか、そういう類の噂話だった。


・・・あほらし。

テロリストがそんな情報を教えるかっつーの。

そういう私に、「あなたは本当に平和ボケね。」と言った人もいた。


その頃、イギリス~日本間の飛行機が長い間ガラガラで、日本人が相当テロにおびえていることを思い知らされたものだった。

冷静に考えれば、イギリス~日本のような航空運賃の高い路線をわざわざ狙うことはあまり考えられない。殆どの場合、航空運賃の安い欧州線、もしくは国内線がハイジャックに使われていることがほとんどだ。

今回のテロでは米国行きの飛行機が使われるはずだった。これも実はイギリスでは格安路線のうちに入る。ニューヨークまでなら、200ポンド前後(約4万円)で行けるからです。


冷静に考えれば、的確な判断というものが出来るはずなのに。

テロリストが一般の人に事前に情報をもらすわけもないし、100%ないとは言えないけれど、航空運賃のもっとも高い路線をねらって自爆テロを起こすのはよほどの理由がなければありえない。


私だったら、行かなくてはいけない理由があるのだったら、たとえテロがあっても行くと思う。

私は、地下鉄サリン事件があったとき、実は大手町にある会社に勤務していた。

あの日、運良く?寝坊してしまい、いつも乗る地下鉄よりも1本遅いのに乗ったのが幸いした。いつまでたっても私の乗った地下鉄は大手町には着かず、大変な思いをして会社にたどり着くと、みんなが心配して私を覗き込んでいた。会社のテレビでニュースを見るまでは、私はそんなことがあったとは知らなかったのだ。念のため、私はその日、会社の診療所へ運び込まれたのを覚えている。


あのときに、私には本当に何も怖いものがなくなったのですよ。

ほんとに。

だって、いつもの地下鉄に乗っていたら、私はここにいなかったかもしれない。

だからテロにあったら、やっぱり一瞬びっくりするけど、だから何なの?と思う。これは平和ボケとは違う。私はテロは怖いとは思わない。私も、やっぱりただ普通に自分を信じて、自分のペースで生活を続けているだけなのです。

イギリスのニュースは淡々と出来事を伝えるだけで、日本のように脚色したりはしない。その分、冷静に判断ができると思う。友達の友達から聞いたとかいう噂話にも、私は惑わされることはない。


テロがあった後だからといって、イギリスへ行くのをやめようなんて言う前にちょっと考えて欲しい。

イギリスは、大規模なテロを計画の段階で阻止できるのですよ。

なんて素晴らしいんだ、MI5ってやつは。


まあ、つまらない話を長々としてしまいました。

最後まで読んでくださった方、ありがとう。


昨晩はラテンなワインバーでお仕事。

今日はパーカッションを手伝うつもりが、なぜかドラムを生まれて初めてオーディエンスの前で叩くハメに・・・。

休憩時間を過ぎてもドラマーのパウロくんが戻ってこなかったのです。

そのハプニングをお客さんはみんな知ってたので、暖かい目で見守ってくれました。

その中にデスメタルのドラマーの人がいて

「君はいいドラマーだ。そのまま続けていたら、ドラマーとして素晴らしいミュージシャンになると思う!」

と言われた。でも、デスメタルだけは勘弁してほしい・・・。


次の休憩時間に、メストリ にパンディロの正式な叩き方を教わる。

メストリは別にパーカッショニストではないけど、なんで普通のブラジル人でも、普通にこれが上手く叩けるのか。ちょっとブラジル人に嫉妬する私。


いつもこうやってブラジル人ミュージシャンに会って、サンバのステップも、パーカッションも、ポルトガル語もみんなに教えてもらっている。私は赤ちゃんみたいに、いろいろな知識を吸収している毎日なのです。


今日はブラジリアン・クワイアのリハーサル。

実はうちのクワイアは、ブラジルを舞台としたミュージカル仕立てのコンサートを10月にロンドンで行う予定でいます。

先週から、ブラジル人の舞台演出家が来ていますが、今日は本格的な演技指導の日となりました。


歌うときにも重要なのが、クワイアのメンバー同士の意思疎通です。

言葉なく意思疎通を図ることを目的に、様々な訓練を行いました。


私は以前からずっと思っていますが、シンガーは演技力が必要です。

悲しい歌を歌うときに、シンガーが涙しながら歌ったら観客の反応はどうでしょう?シンガーに共感して、涙する人もいるかもしれません。そして観客は感動するかもしれません。そういう意味で、シンガーには演技力が必要だと思うのです。


だから、クワイアのリハーサルに舞台演出家が来て指導してくれているのは、私にとっては非常に有益というか、今後のステージには良い影響をもたらしてくれると思う。


舞台演出家のブラジル人男性は、私のことを「Girl From Ipanema」と呼ぶ・・・・名前を覚えられないらしい。

それは、ソロで「イパネマの娘」を歌っているからです。>クリントンさん、ご協力ありがとう。

メストリ は「イパネマの娘」を私がソロで歌う前に

「さあ、それではブラジルからやって来たブラジリアン・シンガー、Yukikoに歌ってもらいましょう(笑)」

と言った・・・。もちろん皆は大爆笑。私も大爆笑しすぎて、歌うのに必死だったよ。

歌う終わったあと、クワイアのメンバーの1人が

「Girl From Yokohama」

とか言うし。横浜出身じゃないっつーの。


・・・と、いうわけでクワイアのリハーサルは本当に楽しいです。

良い仲間にも恵まれました。

10月に行われるコンサートが大成功しますように!

9年位前になるのかな?

私の幻のアルバムのレコーディング音源を発見。

アシッドジャズな香りのするこのアルバムは、私達の英国移住のために、完成を見ぬまま、埋もれてしまった音源です。


とりあえず、あまりにも懐かしかったのと、この間からメストリ が聞きたがっていたので、自分でミックスダウン。

最近、コンプ使いが上手くなった気がして、自分のミックスにドキドキしながら数時間で4曲のミックスをしました。

娘にテレビを見せている間にミックスしたので、なんとスピーカーを使わずに愛用のゼンハイザーのヘッドフォンだけでミックス。

CDRに焼いて、我が家のCDプレイヤーで、時差ぼけの夫に聞かせる。


「ヘッドフォンだけでこれをミックスしたの?!あんた耳いいねー。」


夫も気に入る。エッヘン。

すごくいいレコーディング音源なのに、本当にもったいない。

なんとか世に出す方法はないのかしらん。


それにしても仮歌で入っている私のボーカル。

私は何を歌っても「私」なんだな・・・・。

今はボサノバとかを歌っているけど、アシッドジャズの歌でも、全部「私節」になっている。

曲によって全然違う歌い方のできる人もいるけど、どうしてここまで「私」なんだろ。


プロデューサーとして、アシッドジャズの歌えるイギリス人のシンガーとかに歌わせてみようか。