3Cの持ち点を上げる謀略 | 行け! 武蔵小山撞球隊

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長年性懲りもなくビリヤードをつづけてきたおじさんが、
なんだかんだといい加減なことを綴ります。

 

 

先月のこと。

持ち点16点の私はなんと2回連続で上がったのです。

「やった♫ これで持ち点アップだな。」

そう思った私は、師匠の星野先生の顔をチラッと見ました。

 

 

すると・・・

 

 

「ダメです。3回連続で上がらなきゃアップできません。」

きっぱりと却下されたのです。

 

 

「おやおや先生、厳しいですな。」

「わかりました。もう1回お願いします。これで上がったら17点ですね。」

 

それで3回目が始まったのですが、どこで流れが変わったのか腐った球ばかり回ってくる。

結局8点しか取れず、私の昇級は見送られたのです。

 

 

「まあいいや。すぐに上がれるだろう。」

その時は自信満々だったのが、どういうわけかそれ以来まったく上がれなくなってしまった。

そのうちに、ゲームが始まる前から、

「どうせ今日も上がれないんだろうな。」

負け犬根性が芽生えてきたのです。

 

 

「これはいかん。」

私は努力しないで持ち点を上げる方法を考えました。

 

 

【流言の計】

 

この前東京14-1倶楽部で奥村さんの店に行った時、私は流言を流布したのです。

「奥村さん、聞いてください。うちの先生は星一徹みたいに厳しいんですよ。」

「2回連続で上がったのに持ち点を上げてくれないんです。それで3回目をやったらセーフティーするんですよ。ひどいと思いませんか?」

 

奥村さんは大笑いしておられましたが、私は懲りずに同じ話をして回りました。

3Cでは「流言の計」はとても効果があります。

それは3Cの世界はモンゴルの大草原のように人が少ないので、噂はすぐに広まるのです。

 

 

そのうちに誰かが星野先生に言ったみたいなのです。

「BOSSさんに教えてるんだって? ずいぶん厳しくやってるみたいですね。ほほほ」

 

 

頃合いを見計らって、私は星野先生の近くで独り言を呟きました。

「3C頑張ってもちっとも持ち点上がらないし、他の趣味でも探そうかな・・・」

そう言って、先生の顔をチラッと見たのです。

 

すると・・・

 

「わかった。わかりましたよ。次から17点でやりましょう。」

 

 

 

やった!

 

 

ちなみにこの謀略は、兵法三十六計の

 

【遠交近攻の計】(えんこうきんこう)

「遠い国と親しくして近くの国を攻略する」

 

これは農村で都会を包囲する毛沢東の戦略に通じるものです。

 

 

こうして私は、世論の後押しを受けて17点になりました。

今後も星野先生にしっかり教わって20点をめざそうと思います。

 

 

本日はまったくタメにならんお話でしたので、このまま終わったら悪い噂を流されそうですな。

 

罪滅ぼしに、この前友人に教わった球を紹介しておきます。

 

 

(問題1)

9番を入れてみよう。

 

(問題2)

次は3番を入れるぜ。

 

 

やってみたよ。

 

(問題1)

 

いつも成功するのはキザなので、たまには残念な動画でも。

ちょっと強めに撞いてクッションを凹ませると成功率は上がるはずです。

たぶん。

 

(問題2)

 

これは有名ですね。

手球を引いて先球の前進回転がどうとかこうとか・・・

という球です。

だれでも知っているので、ご存じない方は近所の人に聞いてみてくださいませ。

 

 

イボイノシシ