Fairhavenへ④ ~ホイットフィールド・万次郎友好記念館 | ボストン生活

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アメリカのボストン在住。                
素朴な日々の事、街のこと、時々猫の事などを書いています。

ランチを済ませて また万次郎トレールに戻ってきた夫と私。


最後の1ヵ所は、今回のメインでもある

ホイットフィールド=万次郎フレンドシップ・ハウス

(ホイットフィールド・万次郎友好記念館)


ボストン生活-ホイットフィールド船長の家















ここは万次郎が暮らしたホイットフィールド船長の家です。


2007年、誰も住んでいなかったこの家が売りに出されている事を知った

日野原重明氏の呼びかけによって集まった募金により

家を買い取り、改修工事を経て 2009年5月に記念館としてオープンしました。


夏の間は土日、誰かしらが記念館内にいるので アポ無しで訪れても

見学できたそうですが、それ以外の時期は事前に予約をしないと

館内見学はできないので、早めのご予約をお忘れなく☆

(予約受付は電話orメールにて。日本語でもOKだそうです。)



約束の2時に訪れてみると、ホイットフィールド・万次郎フレンドシップソサエティの

会長・ルーニー氏が出迎えてくれました。


ボストン生活-ホイットフィールド船長の家 2












改修工事が終わって1年ちょっと ということもあり館内はとてもキレイ。


内装はこれから 壁紙を貼ったり、柱に色を塗ったりして

より当時の宅内風に近づけていく予定なのだそう。

ボストン生活-ホイットフィールド船長の家 4












家具もアンティークショップでそろえたものが置かれており

美しいキルトカバーとあわせて、その頃の雰囲気が出ていました。


家具や雑貨など、まだまだこれから揃えていくのだとか。


ボストン生活-ホイットフィールド船長の家 5

   当時、宅内には無かったけれど

   ”友好記念館”ということから

   和室もありました!



   こちらも、これから和雑貨などを

   置いて、もっとソレらしく

   していくのだそう。







一部屋一部屋 とても丁寧な説明で ルーニー氏が案内して

下さったので、すごくわかりやすく、また楽しく見て回ることができました。


ツアーの後もテーブルに共に座り、万次郎やその親族、いまも続く友好関係、

姉妹都市である土佐清水との交流、この友好記念館が出来るまでの話、

これからのプラン などなど 本当に沢山の興味深い話をして下さいました。


とてもお優しく、温かい人柄のルーニー氏と奥様にお会いでき、

多くの話も伺えて、本当にここを訪れることができて良かった。


まだまだ整え途中の友好記念館、きっと1年後、2年後には

違った雰囲気の内装が見れ、数年後には裏庭に計画中の

日本庭園や茶室も見られることでしょう。


徐々に出来上がっていく友好記念館、

これからどう変わっていくのかが楽しみです。


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しかし万次郎はすごい人だわ。

アルファベットすら知らなかったのに 英語の説明で英語を学び、航海術まで学ぶとは、

並大抵の努力ではなかったハズ。

そんな万次郎を思うと、中学から英語教育を受けていたのに(しかも日本語で)

この程度の英語力な自分が恥ずかしいわー。 もっと努力・勉強しないといけませんな。


なんて反省もしながら、ようやく訪れることができたことに満足もしつつ

あれこれと色々なことに思いを巡らせながらフェアヘブンを後にしました。


フェアヘブンは 英語もわからぬ異国人の万次郎を受け入れてくれた人たちの

心の広さと温かさが今でも感じることができるような 穏やかな小さな町でした。


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ボストン生活-ホイットフィールド船長の家 3   Whitfield-Manjiro Frendship House

  ホイットフィールド・万次郎 友好記念館

  11 Cherry Street,

  Fairhaven, MA 02719


  入館料:大人$5、シニア$3、学生$2、

        子供6歳以下は無料  

  ※要事前予約(日本語でもOK)

    TEL:508-995-1219 or

    メールにて(サイト 参照)