目覚めたら 天気が良かった土曜日
レンタカーが空いていたら どこか近場にでも出かけるー?と
当日に行き先を決める なんとも計画性のナイ我家・・・
週末なので起きるのも遅く、モタモタと用意しても家を出るのは12時頃。
この時間で行けそうな場所… ということで コンコードへ行ってきました。
逆光でわかりにくいけれど… コンコードにある 『 ミニット・マン像 』
(こちら、以前紹介した ダニエル・チェスター・フレンチさんの作品)
コンコードは 1775年4月19日に起こった 「 レキシントン・コンコードの戦い 」
という アメリカ独立戦争の始まる契機となる イギリス軍との戦闘があった
歴史的にも有名な場所でもあり、著名な文学者が住んだ街としても知られています。
出足が遅かったので、今回は主な場所だけ行ってみることにしました。
1775年4月19日にイギリス兵とアメリカ民兵が戦ったという 『 Old North Bridge 』 。
この日↑(Patriot's Day)近くの週末には この場所で当時の再現などを
行うイベントがあるそう。
そして その橋の近くには 『 The Old Manse 』 と呼ばれる家が。
この家は、哲学者でもあり、作家でもあった
ラルフ・エマーソン(Ralph Waldo Emerson) の祖父が建てた家で、
著名なアメリカ作家 ナサニエル・ホーソン(Nathaniel Hawthorne)
が結婚後3年間住んだ家として知られています。
家の前には、同じく作家としても有名なヘンリー・ソロー(Henry David Thoreau)
がホーソンの結婚祝いに贈ったとされる野菜庭園が今でも残っています。
こちらは 『 Orchard House 』 と呼ばれる 「若草物語(Little Women)」の
著者、ルイザ・メイ・オルコット(Louisa May Alcott)一家が住んでいた家。
そしてこれは 『 The Wayside(ウェイサイド邸)』
オルコット一家が一時期住んだり、ナサニエル・ホーソンが住んだりしていた家。
このウェイサイド邸とオーチャードハウスは隣同士で、
2つの建物の間には ホーソンが毎日のように歩いたという散歩道もありました。
コンコードの観光名所は作家の住んでいた家が多いのですが…
最後にもうひとつ。
『 The Home of Ralph Waldo Emerson 』
最初に家の写真・The Old Manse の説明でちょこっと名前が出た
ラルフ・エマーソンの家です。
どの家も、内部を見てまわれるツアーがあったけれど、
時間帯が決まっていて 全部を見てまわっていたら 他の観光名所を
見る時間がなくなってしまいそうだったので (遅く起きたのがいけないんだけど…)
Orchard House の建物内部ツアーだけ参加してきました。
あとは これまで出てきた↑作家達が眠るという
『 Sleepy Hollow Cemetery 』 へ行ってみました。
これだけ有名な作家達のお墓だから、どれだけ立派で豪華な墓石なんだろうと
思っていたら、意外とシンプル。
以前行ったForest Hills Cemetery で 豪華な墓石や個性的な墓石を
沢山見た後だっただけに、そのシンプルさにちょっと寂しさを感じたりして。
特に 彫刻家のダニエル・C・フレンチさんの墓石があまりにも地味でびっくり。
他人の墓石彫刻は豪華なものを作ったのに、自分のはシンプルなのね…と。
帰りは国立公園にもなっている 戦いのあった道の横を通ることにしました。
このBattle Road は歩いてでも、自転車ででも通ることができ、
木々の間を通るので 緑のキレイな時期か、紅葉の時期に行くといいのかも。
途中には、イギリス軍が攻めてくることを知らせる為に 真夜中に馬を走らせた
ポール・リビアが イギリス軍につかまったという場所がありました。
『 Paul Revere Capture Site 』
ポール・リビアにしてみたら、そんな不名誉な場所を記念碑まで作って
残しておいて欲しくなかっただろうなー なんて思ってみたり。
今回、博物館へ行ったり ゆっくり家の中を見学したりすることが
出来なかったので、またいつか来てみたいと思います。
コンコード、こじんまりとした街で 緑のキレイな 良い場所でした