歴史的な街・コンコードへ | ボストン生活

ボストン生活

アメリカのボストン在住。                
素朴な日々の事、街のこと、時々猫の事などを書いています。

目覚めたら 天気が良かった土曜日晴れ

レンタカーが空いていたら どこか近場にでも出かけるー?と

当日に行き先を決める なんとも計画性のナイ我家・・・


週末なので起きるのも遅く、モタモタと用意しても家を出るのは12時頃。

この時間で行けそうな場所… ということで コンコードへ行ってきました。


Concord


















   逆光でわかりにくいけれど… コンコードにある 『 ミニット・マン像 』

    (こちら、以前紹介した ダニエル・チェスター・フレンチさんの作品)


コンコードは 1775年4月19日に起こった 「 レキシントン・コンコードの戦い 」

という アメリカ独立戦争の始まる契機となる イギリス軍との戦闘があった

歴史的にも有名な場所でもあり、著名な文学者が住んだ街としても知られています。


出足が遅かったので、今回は主な場所だけ行ってみることにしました。



Concord 2


















1775年4月19日にイギリス兵とアメリカ民兵が戦ったという 『 Old North Bridge 』

この日↑(Patriot's Day)近くの週末には この場所で当時の再現などを

行うイベントがあるそう。



Concord-The Old Manse















そして その橋の近くには 『 The Old Manse 』 と呼ばれる家が。


この家は、哲学者でもあり、作家でもあった

ラルフ・エマーソン(Ralph Waldo Emerson) の祖父が建てた家で、

著名なアメリカ作家 ナサニエル・ホーソン(Nathaniel Hawthorne)

が結婚後3年間住んだ家として知られています。

家の前には、同じく作家としても有名なヘンリー・ソロー(Henry David Thoreau)

がホーソンの結婚祝いに贈ったとされる野菜庭園が今でも残っています。



Concord-Orchard House















こちらは 『 Orchard House 』 と呼ばれる 「若草物語(Little Women)」の

著者、ルイザ・メイ・オルコット(Louisa May Alcott)一家が住んでいた家。



Concord-The Wayside















そしてこれは 『 The Wayside(ウェイサイド邸)』

オルコット一家が一時期住んだり、ナサニエル・ホーソンが住んだりしていた家。


このウェイサイド邸とオーチャードハウスは隣同士で、

2つの建物の間には ホーソンが毎日のように歩いたという散歩道もありました。

                  ↓
Concord-Hawthorne Path















コンコードの観光名所は作家の住んでいた家が多いのですが…

最後にもうひとつ。


Concord-Emerson House














    『 The Home of Ralph Waldo Emerson 』

最初に家の写真・The Old Manse の説明でちょこっと名前が出た

ラルフ・エマーソンの家です。



どの家も、内部を見てまわれるツアーがあったけれど、

時間帯が決まっていて 全部を見てまわっていたら 他の観光名所を

見る時間がなくなってしまいそうだったので (遅く起きたのがいけないんだけど…)

Orchard House の建物内部ツアーだけ参加してきました。



あとは これまで出てきた↑作家達が眠るという

『 Sleepy Hollow Cemetery 』 へ行ってみました。

これだけ有名な作家達のお墓だから、どれだけ立派で豪華な墓石なんだろうと

思っていたら、意外とシンプル。

以前行ったForest Hills Cemetery で 豪華な墓石や個性的な墓石を

沢山見た後だっただけに、そのシンプルさにちょっと寂しさを感じたりして。

特に 彫刻家のダニエル・C・フレンチさんの墓石があまりにも地味でびっくり。

他人の墓石彫刻は豪華なものを作ったのに、自分のはシンプルなのね…と。



帰りは国立公園にもなっている 戦いのあった道の横を通ることにしました。

このBattle Road は歩いてでも、自転車ででも通ることができ、

木々の間を通るので 緑のキレイな時期か、紅葉の時期に行くといいのかも。


途中には、イギリス軍が攻めてくることを知らせる為に 真夜中に馬を走らせた

ポール・リビアが イギリス軍につかまったという場所がありました。


Concord-Paul Revere Capture Site















        『 Paul Revere Capture Site 』

ポール・リビアにしてみたら、そんな不名誉な場所を記念碑まで作って

残しておいて欲しくなかっただろうなー なんて思ってみたり。



今回、博物館へ行ったり ゆっくり家の中を見学したりすることが

出来なかったので、またいつか来てみたいと思います。



コンコード、こじんまりとした街で 緑のキレイな 良い場所でしたクローバー