今年の手帳はまだ空白だらけだ。


去年の手帳を読み返して気付いたことは、「記憶に残っている日」が案外少ないことだ。ダラダラ過ごしたつもりはないが、時刻や会議の名前、お取引先を訪問したことなど書かれていても、その内容を正確に思い出せない。反面、「バイオリン発表会」など演奏中にミスしたところまで覚えているから、この差は何なんだろうと思う。

毎日のことを覚えるのは難しいし、あまり意味がないかもしれないが、せめて「今日を記憶に残る日にするぞ」くらいの意気込みで毎日をスタートさせてみようかなと思う。

去年の手帳を読み返した。



大きな出来事を挙げると、7月末にサラリーマンではなくなり、個人事業主になった。「もう、これまでのようにタダ働きはしません。私を使う場合は有料になります!」と言って回ったが、何人かの方が仕事の相談に来てくださった。ありがたいことだ。

3月にはマンション管理組合の理事長に就任した。輪番制で一年間の任期だが、以前から気になっていた共有スペースであるごみ捨て場と自転車置場の美化と管理を呼び掛けた。回りの方々の賛同を得て、少し効果が出始めたかなと思う。

10月には9度目のバイオリン発表会に出た。大人に比べると、同じ一年間でも子供たちの上達には目を見張る。4年前、慶応とのラグビーOB戦に出場して体力の限界を痛感させられたが、同じような感覚に包まれた。

12月には久しぶりに同志社大学ラグビー部を秩父宮に迎えることができた。帝京戦の大敗から、ラグビーは「1対1の格闘技が同時多発的にグランドで行われるスポーツ」なのかなと感じさせられた。攻撃はスピードや技で前進できても、ディフェンスは一人々々が強くないと敵の前進を止められない。

さて、今年はどう生きるか。
今年の漢字は「金」だと発表された。が、私は「変」を推していた。



「変」は2008年の「今年の漢字」に選ばれているが、その後も毎年、上位に顔を出す常連の漢字らしい。いかに多くの人が変化の多い世の中になっていると感じているかが良く分かる。
 
最近、私が感心した変化その一、10名近い関係者で集まろうとしたら、「調整くん」というアプリが出てきて、あっという間に日時が決まった。以前はメールや電話で連絡を取り合っていたものだ。

変化その二、今週末、同志社大学ラグビー部が久し振りに秩父宮にやってくることになり、後輩から来たメールの「ここからログインください」をクリックしたら、あっという間にチケットを申し込むことができた。以前は往復葉書で案内され、それに返信していた。

かように世の中は変化し続けるが、会って話す必要はこれからも出てくるだろうし、同志社ラグビーを応援したいという私の愛情は変わらないだろう。変化に惑わされ、なんでもかんでも変えてしまわないよう注意しようと思う。