「2013年の世界10大リスク」の内、5つは昨日書いた。

5番目に出てきた「JIBs」の一員としては、何とか期待を裏切りたいものだが(笑)


残りの5つは次の通りだ。


6.欧州:

金融危機の脅威からユーロ圏の次の段階に向けての制度や政策の協議が失速するかも。ユーロ懐疑主義が高まりつつあることも大きな不安。


7.アジアの地政学:

中国、日本のナショナリズムが強まる中、東シナ海、南シナ海における領土問題が新たな摩擦を生む。経済成長の阻害要因になる危険性あり。


8.イラン:

核開発計画の進展を契機に軍事攻撃が行われる可能性は低い。しかし、効果の上がっている経済制裁や指導部への圧力が却ってイラクの行方を予測不能にしている。


9.インド:

長期に及ぶ経済成長に陰りが見えるが、インドの政治は機能不全に陥っており、有効な手を打てない。結果として、インド経済は停滞か後退を余儀なくされる。


10.南アフリカ:

与党が主導するポピュリズムが拡大し、労働規制の緩和や国家支出の合理化という大衆受けしない政策が取れない。労働騒動も予測され、同国の格付けが更に引き下げられる可能性あり。



結局、こうして書き出してみると、アジア、中南米、中東、ユーラシア、欧州、北米、アフリカ・・・と、ほぼ地球全域に何らかのリスクがあることに気付く。そして、これらに火が点くと情報が映像を伴って世界中に発信され、他の地域にまで火を点ける。便利だが厄介な世の中になったものだ。


性格的には白黒ハッキリ付けたい方だし、リスクと言われると何とか取り除きたいと思ってしまう方だが、多分、ここは外科的治療ではなく内科的治療、もっと言えば薬で進行だけは止め、病気と共存共生するような覚悟と忍耐が必要なのかなと思う。


ボルネオ7番のブログ-夜明け


日本の社会が安全で平和だったのは経済成長があり、貧富の差が大きくなく、そして宗教の対立がなかったからだろう。その曖昧さを腹立たしく思う時期もあったが、今はそのグレーゾーンの懐の深さに安心感を覚える。

ユーラシア・グループが「2013年の世界10大リスク」を発表した。


ユーラシア・グループは政治学者イアン・ブレマー氏が設立した政治リスク専門のコンサルティング会社で、毎年、「世界の10大リスク」を発表している。


ボルネオ7番のブログ-イアン・ブレマー氏
(イアン・ブレマー氏)


さて、その内容だが・・・


1.新興市場

従来のようにBRICsを始めとする新興国をひとまとめに見て、今年も並外れた成長エンジンになると期待してはいけないと説く。ブラジル、メキシコなどは先進国化の途上にある第1グループ、中国、インドなどは新興のままで問題を包含する第2グループ、そしてロシア、パキスタンなどは後退中の第3グループ。


2.「中国」対「情報」

中国政府はこれまでネットの政府批判など効果的に隔離し、政府の政策決定などに影響が及ばぬようコントロールしてきたが、汚職スキャンダルや政府高官の違法行為が政府の政策に影響を及ぼし始めている。国家がコントロールできる情報の許容範囲を中国では超えつつあるということだ。


3.アラブの夏

アラブの春は遠く過ぎ去ったが、独裁者が復権するアラブの冬は到来せず、アラブの夏を迎えている。イラン、トルコ、サウジアラビアなどがアラブ地域での影響力を拡大しようと競い合い、シリアではシーア派やスンニ派の宗派間の紛争が激しくなる。地政学リスクは高まり続ける。


4.米国

「財政の崖」は回避できたが、民主、共和両党がより協力的な環境を醸成するとは思えず、米国政治の機能障害は米国経済の回復とオバマ大統領の立法議案の推進に対し重荷になる。


そして、次に「JIBs」という見出しが出てくる。これ、何やねん?


5.JIBs(日本、イスラエル、英国)

中国の台頭、中東の爆発、危機を乗り越えようともがく欧州に於ける構造的な負け組はJIBs(日本、イスラエル、英国)である。これらの国に共通するのは、①米国との特別な関係が以前のように重要性を持たなくなった、②周辺地域での地政学的な動きに建設的な役割を果たさず、見守っているだけである、③国内的な制約(政治、社会、歴史、その他要因)から世界秩序の変遷に伴う課題に対処できていない。



厳しい指摘だが、特に日本とイスラエルが置かれた環境には似通ったものがあるかも知れない。中国と対峙する日本、アラブ諸国と対峙するイスラエル、どちらもアメリカの後ろ盾があって国家の安全保障が成り立っているように思う。


こういう形で日本が出てくるとは思わなかったが、世界から見れば、日本も世界の火種の一つなのだろう。ありきたりな言い方だが、日本の国家も国民もオトナにならねばならぬと思う。

2月6日付け毎日新聞の夕刊が「アリス」復活を伝えていた。


ボルネオ7番のブログ-アリス復活


26年ぶりにオリジナルアルバム「アリス11」を発売し、初の全都道府県ツアーを行う予定という。リーダーの谷村新司は64歳、オヤジ世代の再起動は危険で無謀という見方があることを記事は伝え、又、芸能界には「再結成に成功なし」というジンクスがあることにも触れている。


しかし、このオヤジ世代は「自分が動かざるを得ない」という「何か」の衝動に突き動かされることがある、と記事は結んでいる。そして、それが私には良く分かる。私もオヤジ世代に片足を入れてしまっているからだろうが、私にもその「何か」を強く感じるときがある。


私も「逆襲」するぞ!

但し、家の外で(笑)