千葉の取引先を訪ね、商談を終えて駅に向かおうとして定期入れがないことに気付いた。ジャケット、パンツ、オーバーのポケットに順番に手を入れる私を見て、お取引先も一緒になって心配下さったが、「駅に届いているかも知れませんよ」という声に励まされ、ともかく取引先を出た。

駅に向かう途中で思い出した話がある。20年程前、仲良くなったイタリア人から「日本というのは素晴らしい国だ」と言われた。何故そう思うのかを尋ねたら、「電話ボックスに置き忘れた財布が戻ってきた。こんな国はない」と言う。その通りかも知れない、とその時は思ったが、それから日本も大きく変化している。果たして、定期入れは戻ってくるか?

財布

戻ってきた(^O^)/

戻ってきたから言えるのだが、実はこの定期入れ、三女が初めてもらった給料で買い、プレゼント してくれたものだ。無くしたことを伝える場面を想像しただけで胸が痛んだから、本当にホッとした。拾って下さった方、有難うございました。
藤田先生は高血糖値に悩まれた時期があり、最終的には「糖質制限療法」でそれを克服されている。私の血糖値は決して高くないので、今ひとつピンと来ないのだが、先生が白米やギョウザ、チャーハンを好んで召し上がり、ケーキやアイスクリームに目がなかったと聞かされると他人事とは思えなくなる。先生曰く、50歳を過ぎて糖質を摂り過ぎると、体内の活性酸素が増えることから脳梗塞や心筋梗塞、認知症の危険度が上がるとのこと。

又、この糖質と共に注意が必要なのは脂質の摂り方で、「トランス脂肪酸」なる人口的に作られた脂肪酸の摂取も活性酸素を発生させるとのこと。問題はこのトランス脂肪酸脂肪酸を多く含む食品だが、マーガリンやフライドポテト、ピスケット、クッキー、アイスクリーム、インスタント麺など私たちが好んで食べているものが実に多い。それを認識した上で、藤田先生が実践されている「腸が喜ぶ27の生活習慣」を読んでみたいと思う。もちろん、鍵になるのは前に触れた「腸内細菌を増やすこと」、そして「楽しく明るく生きること」だ。

⒈ 糖質は摂り過ぎない。
⒉ トランス脂肪酸は摂らない。
⒊ 食品添加物や化学調味料は摂らない。
⒋ 色の付いた野菜や果物を摂る。
⒌ 発酵食品を摂る。
⒍ ステーキを週1~2回食べる。
⒎ フランス料理やイタリア料理を月1回食べる。
⒏ 食べ過ぎない。
⒐ 食事は大事な人とゆっくり。
1⒈ 嫌いな人とは絶対に食事しない。
1⒉ よく噛んで食べる。
1⒊ お酒は気の合う人と1日2合まで。
1⒋ 湧き出た生の水を飲む。
1⒌ 脳だけでは考えない。
1⒍ 腹で呼吸する。
1⒎ 足るを知る。
1⒏ とにかくたくさん大笑いする。
1⒐ ポジティブに生きる。
20. ウォーキングは楽しく毎日。
2⒈ バカでい続ける。
2⒉ 常に好奇心を持ち続ける。
2⒊ 多様性を認める。
2⒋ 週1回は温泉に入って身体を温める。
2⒌ 早寝早起きする。
2⒍ いつまでも恋をし続ける。
2⒎ セックスを楽しむ。

唐突に感じられる点があるとすれば、それは私が説明を端折っているからで、藤田先生のお考えをきちんと知りたい方は本をお読み下さい。ちなみに先生は体内にサナダムシを飼っておられ、現在は6代目「ホマレちゃん」が元気に育っているのだとか。先生が実践中の生活習慣は魅力的ながら、このサナダムシはちょっと真似し辛いかな((((((ノ゚⊿゚)ノ
腸は私たちの安全を守っているだけではなく、私たちが幸せだと感じるために必要な「セロトニン」や「ドーパミン」という物質をせっせと作ってくれてもいる。消化だけではなく、腸は食べ物からこれらの幸せ物質を合成して作り、それを腸内細菌が脳まで運んでくれているというのだ。

このことから、藤田先生は「幸せをつくっていたのは腸だった」とおっしゃっているが、もう一つ、この「腸内細菌」の重要性についても教えて下さっている。すなわち、私たちの身体の中に毎日出現する5000個以上のガン細胞から身を守ってくれている「Th・I免疫システム」の機能を高める鍵の70%は腸内細菌が握っているとのこと。残りの30%は楽しく生きるという心の問題らしいので、要は腸内細菌を活発に維持し、楽しく明るく生きていればガンにはならないということらしい。

では、この腸内細菌を増やすにはどうすれば良いかというと、その餌となる食物繊維を多く含んだ食物を摂れば良いとのこと。ここで藤田先生は「ウンコ」の話を始められるのだが、先生によると世界で最も食物繊維を多く摂るのはメキシコ人で、結果として、メキシコ人のウンコは巨大なんだそうだ。面白いのは、メキシコ人の自殺率が低いことで、更に調査されたところ、ウンコの大きさと自殺率は反比例することが分かったのだという。これまで70カ国で10万個を超えるウンコを集め、調査したという藤田先生のおっしゃることだから、多分、間違いのない事実なんだろう。

以上、腸内細菌が多いとセロトニンやドーパミンを十分脳に送ることができて私たちは幸せを感じることが可能になる。逆に腸内細菌が少ないと、免疫力は低下するだけでなく、幸せ物質が脳に十分届かないことからうつ病になったり、自殺が増えるということらしい。先生は「腸を可愛がれば、疲れない、ボケない、老いない」とおっしゃっている。では、具体的にどうすれば腸は喜ぶのか。先生は本の最後に自ら実践されている27の生活習慣を上げておられる。これが生々しくて面白い。

おせち
(おせち料理に使われる根菜にも食物繊維が多く含まれているそうだ)

(続く)